佐藤健でお馴染み?『おくりびと』など有名映画が次々と生まれる東北の映画村とは

2015/11/21 06:00


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時代劇の舞台といえば、京都や日光を思い浮かべる人が多いかもしれない。

しかし意外なことに、大都市から遠く離れた「東北のある地域」にも、数々の有名映画でロケ地として起用されている場所があることをご存知だろうか?


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■「おくりびと」や「十三人の刺客」に起用

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その地域とは、山形県鶴岡市の羽黒町。見わたす限り山に囲まれた小さな町に、広大な映画セットは存在する。その名も『庄内オープンセット』。

地域活性化や映画文化の発展を目指し、地元の企業が中心となって設立。平成18年のその当時から映画やテレビドラマ、CMなど30作品以上の撮影がされた。

日本アカデミー賞、米アカデミー賞外国語映画賞を獲得した、滝田洋二郎監督の『おくりびと』の撮影もこの場所で行われた場所だ。

他にも大友啓史監督の『るろうに剣心 京都大火編』、三池崇史監督の『十三人の刺客』、さらに来年5月公開予定の中村義洋監督の『殿、利息でござる!』などのロケ地にもなっている。

現在放送中のどん兵衛のCMも、実はこの場所が舞台。冒頭の画像の場所が、下の場面で使われた場所である。

映画村

画像は日清食品グループ公式チャンネルYouTubeのスクリーンショット


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■広大なセット内の見学は11月23日まで!

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このオープンセットの面積は88ヘクタールで、なんと東京ドーム約19個分の広さを誇る。なんでも敷地面積は「日本一」

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セット内は「漁村エリア」や「宿場町エリア」、「戦国大手門エリア」など全部で6つのエリアがある。見学時はバスでそれぞれのエリアに連れて行ってもらえる。エントランスにはおみやげ屋や食堂ビストロも充実。

周りには電柱も、高い建物も一切ない。江戸の町にタイムスリップしたような気分を味わえる、そんなオープンセットなのである。東北の寒さが本格的になる前に、足を運んでみてはいかがだろうか。

【スタジオセディック庄内オープンセット】
山形県鶴岡市羽黒町川代字東増川山102
9時~16時 入場15時まで
今年は11/23(祝)まで。

取材・文/しらべぇ編集部・かずきち

映画取材
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