混浴温泉キター!ひとりでは恥じらってしまう県民を縛る「鉄の掟」とは?
入浴好きとされる日本人が、古くから愛してきた「温泉」。最近は、ホテルや旅館に泊まらずとも日帰りで利用できる施設の充実もあって、ますます手軽に楽しめるようになっている。
たいていは「男湯」「女湯」に分かれている湯船も、地方の温泉施設や無料・格安で提供されている「野天風呂」などでは、男女が一緒に入る「混浴」になっているところがある。
グループで訪れた場合は勢いで入浴できても、ひとりでは、入るのをためらってしまう人もありそうだ。
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■ひとりでも平気なのは…やはり「オッサン」
しらべぇ編集部の調査によると、「混浴温泉にひとりでも入れる」と答えた人は全体の25.3%。
男女別では男性が38.8%、女性が11.8%と、抵抗感がないのは男性に多いということがわかった。
男女年代別では、男性が年齢を重ねるほど「ひとりでも入れる」という人の割合が大きくなる。一方で女性は、年齢を重ねると割合が小さくなる傾向だ。
「もうトシだから」と異性の前で裸になることを気にしなくなる男性と、片や気にする女性。性差が表れる結果となった。
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■ダメ!ゼッタイ! 兵庫県には「鉄の掟」が!?
都道府県別では、「ひとりでも入れる」人の割合が目立って低水準にとどまったのが兵庫県。
同県では、国内で最も厳しいとされる条例で「6歳以上の混浴」を長年にわたり禁止してきた経緯がある。
第4条(公衆浴場について講ずべき措置の基準)
第1項 法第3条第2項の規定による条例で定める一般公衆浴場について営業者が講じなければならない措置の基準は、次のとおりとする。第22号 6歳以上の男女を混浴させないこと。
「兵庫県公衆浴場法基準条例(昭和39年4月1日条例第64号)」より抜粋
2014年4月以降は10歳以上に緩和されているが、現在も残る混浴への抵抗感と何らかの関係があるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名