276種類から飲み比べ!靖国神社参道で日本酒イベント開催
11月24日から28日まで、靖国神社の参道で「黄葉見SAKE2015 千代田区靖國神社晩秋の宴」が開催されている。
昨年第1回として開催された「黄葉見酒まつり2014」に続くもので、色づいた靖国神社参道の銀杏並木を眺めながら、全国各地の日本酒を味わおうとのイベントである。
古来よりある花見酒や月見酒に、新たな趣向「黄葉見酒(こよみざけ)」を提唱した形だ。
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■2,000円で5種類の飲み比べ!
5種類の日本酒飲み比べができる2,000円のチケットを買うと、おちょこ2個(持ち帰り可)やガイドブックなどが乗ったトレーを渡される。そして蔵元のコメントなどを参考に、飲みたい日本酒を選ぶ。
お酒とおつまみでこんな具合に(たこ焼きと牛モツ煮、どちらも500円)。
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■酒は276種類からチョイス
全国の蔵元から用意した日本酒は、追加出品を含めて276種類。種類がとにかく豊富なので、チョイスは蔵元コメントと勘にたよるしかない。
取材班が選んだ日本酒とそのコメントはこちら。(6種類なのは、前売チケットのため)。
①特別純米酒 天の戸 美稲(秋田県・浅舞酒造):「酒は田んぼから生まれる」を信条に、真心こめて醸した芳醇旨口純米酒。発売から20年。
②純米吟醸 重右衛門の酒(秋田県・奥田酒造):追加出品のためコメントなし
③直実 特別純米(埼玉県・権田酒造):「あついぞ!熊谷」産の酒造好適米・さけ武蔵を使用。太陽の恵みを感じさせる味わい。
④成政 五百万石 純米無濾過原酒(富山県・成政酒造):全国有数の酒米の生産地・富山県南蛎市産「五百万石」の、米の芯の旨みを十分に引き出した無濾過の原酒です。
⑤雪彦山 純米吟醸 無濾過原酒(兵庫県・壺坂酒造):花や果物のような香りを出すことに特化。香りが消えないように無濾過で製品化しています。
⑥龍勢 夜の帝王 特別純米酒(広島県・藤井酒造):完全発酵させた純米酒。気軽に飲める晩酌タイプ。冷やからお燗まで楽しめる食中酒。無濾過。
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■日没後にはライトアップ
開催日の日中は、それほど人通りが多くなかった。
しかし仕事帰りに寄る人が多いようで、日が暮れると賑わってくる。
夕方からは「黄葉見」の通りに銀杏並木をライトアップ。まだ青い葉が目立つものの、日本酒を味わうには十分な雰囲気。
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■行く前に注意しておきたいこと
まず、トレーが柔らかい。おちょこに注がれる日本酒は、結構いいところまで頑張ってくれるため、ともすればこぼしそうになる。
そこにおつまみを乗せると、余計にバランスが取りにくくなる。可能であれば手ぶらで行ったほうが良いだろう。また飲食スペースはあまり広くない。昼間はともかく、夜にゆっくり飲んだり食べたりするのは難しそうだ。
そして主催側の注意事項に「お酒が無くなり次第終了」とある。「土曜(最終28日)の夜にでも行こうかな」と考えている人は、「お酒がなくなったので終わりました」を考慮に入れておこう。
【黄葉見SAKE2015 千代田区靖國神社晩秋の宴】
会場 靖国神社参道(営団地下鉄東西線・半蔵門線など「九段下駅」から徒歩5分)
開催期間 11月24日(火)~28日(土) 12:00~21:00(チケット販売は19:30まで、日本酒の提供は20:30まで)
チケット 2,000円(日本酒5杯分)
その他各地のおつまみやお酒の販売コーナーもあり、Suicaなど交通系電子マネーでの支払いも可
(取材・文/しらべぇ編集部・県田勢)