安藤美姫が「男らしくない」発言で炎上…でも3割は共感!?
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11月10日に放送された日本テレビ系列のバラエティ番組『火曜サプライズ』で、元プロフィギュアスケーターの安藤美姫が発した言葉が物議を醸している。
この日は、ウエンツ瑛士と浅草の食べ歩きロケを敢行。ウエンツがまだ食べ終わっていないのにもかかわらず、安藤はウエンツを次の場所へと連れだそうとしていた。
これに抗議したウエンツに対し、安藤は「男のくせに食べるの遅いんだもん!」「男なのに豪快に食べないよね」と毒舌を放ったのだ。この「男のくせに」発言が、テレビを視聴していたユーザーに引っかかったよう。
火曜サプライズ、安藤美姫がウエンツをクサすのはプライベートでも仲良しとかキャラクター的なのもあるんだろうけどその際に用いるワードが「男なのに」「男のくせに」なのは今時どうなんだろ。ちょっと見てるのキツいわーとチャンネル変えた。
— 猫背さかな (@yasagure_sakana) November 10, 2015
安藤美姫のウエンツ瑛士に対する「男のくせに」の一言に、自分も少しムッとした。この「○○のくせに」は、自身が持つ物事や相手に対する、固定観念やイメージを押し付けてるように感じる。LGBTの人たちに対する侮辱にも思える。
— yasubo@penpenride🐧 (@ilovehiyokotan) November 17, 2015
https://twitter.com/haru2ka_twit93/status/666247997601157120
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■食べるのが遅い男性は「男らしくない」…2割が「Yes」
しらべぇ編集部では、アンケートサイト「マインドソナー」を使って、全国の10代〜50代の男女に「食べるのが遅い男性は男らしくない?」と尋ねてみた。
全体では、2割の人が「男らしくない」と回答。男女別では男性が2割、女性が3割と、どうも女性のほうに「男らしさ」に対する厳しい目があるようだ。
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■「男らしくない」「女らしくない」に不快なのは5割
「男らしさ」「女らしさ」という言葉を用いてそれを求めることは、性差別を助長するのではないかと、たびたび議論になる。
この言葉を言われたときに「不快だ」と思う人を調査してみると、およそ半数もの人が嫌な気持ちになるとわかった。また、男女別では大差がないが、わずかながら女性にようだ。
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■「らしくない」と言われたシチュエーション
では、どのような場面で「らしくない」と言われたことがあるのだろう?
・「道にいた気持ち悪い虫を見て、『うわっ!』とビビったときに、女友達が『虫ぐらいで驚くなんて、男らしくない』って言われた。ただ苦手なだけなのにそこまで言われるとは…」(20代男性)
・「兄がいた影響か、言葉遣いが粗いときがある。それに加えて下ネタも好きなので『女の子なんだからもっとおしとやかにすれば?』と親友に言われた。わからなくもないが、好きなんだから仕方ないと思う」(20代女性)
・「外食をしたとき、メニューを選ぶのに時間がかかって彼女によく呆れられる。即決できない俺に『男なのに優柔不断だよね』と一言…。男は優柔不断じゃダメなの? とモヤモヤした」(30代男性)
日常的に「らしさ」を指摘される場面は多そうだ。不快に思う人が半数もいる以上、安易に指摘するのはよくないかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・chan-rie)