来年は短期決戦?就活を乗り切るコツは自分を好きになること
12月の別名は師走。その語源には諸説あるが、普段落ち着いている先生が走り回るほど忙しいとするのも言われている。そんな先生以上に慌ただしいのが、今の大学3年生かもしれない。
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■またも変わる就活スケジュール
日本経済団体連合会(経団連)が発表する就職活動スケジュールで、昨年までは4月だった選考(面接)解禁を今年は8月に繰り下げたところ、企業、学生ともに評判が悪かった。
そこで来年は選考解禁を6月に繰り上げる見通しだ。
説明会開始の3月、内定式の10月などは変わらないため、今年よりも短期決戦になると言われている。猫の目ほどではないものの、コロコロ変わる就職活動スケジュールに、大学生も大学も振り回されっぱなしだ。
良い策と投入された経団連の【就職活動の]解禁日】。しかし蓋を開けてみると、卒業論文や研究が疎かになり勉強する時間が足りなくなったとか、厳しい就職活動だったという声が相次ぐ。そのため来年は6月に前倒しになるという。こういう試行錯誤は良いこと。ただその間に就活した子はか可哀想だけど。
— ぶーちゃん (@bu018) 2015, 11月 20
3年生も、もう終わる。そしたら4年生になる。また1年経って、卒業がくる。でもその前に「就職活動」ってのが、ある。 — ken (@abc0077k) 2015, 11月 27
なぜ就職でここまで心を乱されんといかんのかバブルに生まれたかった
— のじこ (@nojico13) 2015, 11月 27
【学部3年生・大学院生にお知らせ】各企業のインターンシップ応募締切は6~7月です。就職活動を行う上で大切なのは情報収集です。静岡大学ではその情報収集手段の一つとしてインターンシップを推奨しております。 案内は各学科の掲示板にありますので、この機会にぜひチャレンジしてみてください! — しずっぴー (@shizuppi) 2015, 11月 28
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■バブル前後で様変わり
しらべぇ編集部が20~60代の男女1371人に尋ねたところ、「どちらかといえば就職活動は楽だった」と答えたのは44.6%。中でも高齢世代が多めだ。
振り返ると、石油ショック(第1次が1973年、第2次が1979年)の前後に60代の人が、バブル景気(1986年から1991年)の頃に50代の人が就職活動をしていたことになる。
40代後半はかろうじてバブル景気に引っかかっていたものの、バブル崩壊後に就職活動をした20代、30代は厳しかったのも当然だ。ここ20年程と比較すれば、バブル期は当然ながら、石油ショック時代もいくらか楽だったのかもしれない。
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■就職活動に大切なのは?
調査によると、「コミュニケーション力が高い」や「モテる方だ」と答えた人の方が、就職活動が楽だったとする人が多い。
就職活動を企業に自分を売り込むと考えれば、どちらも当然の結果だろう。ただそんな「コミュ力」や「モテ」を、わずかながら上回ったのが「自分が好き」と答えた人だ。
好きだからこそ自信を持って売り込めるはず。自分の長所も短所もひっくるめて好きになるのが、就職活動を乗り切るコツなのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名