「毒親」に育てられた人の割合を調査!過酷すぎる体験談も
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幸せな家庭で育ち、両親に感謝をしている人にはちょっと遠い世界の話かもしれない。だが、虐待や極度の束縛など、子どもの人生に「毒」となる親がいる。そんな毒親に育てられたと自覚している人の割合や、生々しい声を聞いた。
画像をもっと見る・「毒親被害率」16.2%の示すもの
自分は「毒親」に育てられたと思いますか?
16.2%が毒親の被害者という結果に。電車の7人がけのシートのうち少なくとも1人がそうだと考えると、それなりに高い割合と言えるだろう。
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・男女差あり。50歳以上の男性にも傾向が。
男女別にも見てみよう。
毒親に育てられたと思う割合
男尊女卑的な価値観や、性的なものを含む暴力・虐待など女性のほうが毒親から被害を受ける局面が多いのかもしれない。
「勉強をしたかったが、進学校への希望を受け入れてもらえずスポーツ校しか受けられなかった」(女性30代)
「日常的な暴力のおかげで、マッチョな男がダメ」(女性60代)
「死ねと頻繁に言われた。 他人の不幸を願うようになってしまった。」(女性20代)
など過酷な体験談がアンケートに挙がった。
なお、50歳以上の男性に絞り込むとこの割合が下がる。
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・毒親に育てられたと思う割合
「男は厳しく育てられて当然」という昭和の時代背景が関連するのだろうか。もちろん男性でも、
「お前なんか生まなければよかったと何度言われたことか」(男性50代)
「父親からの虐待が人生の大きな影響を与えている」(男性60代)
など、数値だけでは語れない痛ましい回答があった。
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・「毒親」被害者の職業・学歴は?
毒親に育てられたと思う割合
親が子どもの人生を過度にコントロールした結果として、安定した職業の代名詞である公務員、そして高学歴者の比率が高くなっている可能性がある。
最後に、毒親被害者の深い傷がうかがえる、今回のアンケートで多かった回答をお伝えしたい。
「答えたくありません」
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1371名