隣県から仲間はずれ? 静岡県民の悲しい現実の原因は…
静岡の衝撃のお天気事情とは…
SNSが発達している今日この頃。関西の文化であった恵方巻が全国区になったりと、都道府県の境は薄れていく一方だ。
自分の県の人はわかるけれど、ほかの人はわからない。そんな、独自の特徴といえるものはこれからもどんどん減っていくかもしれない。
■静岡民「えっ…ああ、たしかに!」
ところが、記者を含む愛知・岐阜・三重の3県、東海エリアの住民には、よく見られる特徴がある。
それは、「静岡の隣が神奈川である」という当たり前の事実を忘れがちなことだ。この質問を周りの愛知・岐阜・三重の人に尋ねてみると、多くの方は一瞬考えて「確かに!」と驚くはずである。
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■その原因は「天気予報」?
あくまで推測ですが、静岡が東西に長いことがひとつの要因だろう。静岡が東西に長いとどんなことが起きるのか? 天気予報を見てみると…
このように東海地方の天気予報では東端が静岡で止まっていることが多い。その他の県は陰になってどこが何県なのかよくわからないのだ。
「岐阜の天気予報」と検索しても大体は愛知・岐阜・三重または静岡がピックアップされる。「三重の天気予報」と調べると関西近畿地方中心で愛知が東端として表示されることも。
一方で、愛知岐阜三重の人たちが見る神奈川県はこんなイメージ。
「東京の左側」。こちらでも静岡は白抜きにされているが、それは気象庁が定める天気予報の区分で、静岡県は東海地方、神奈川県は関東甲信越地方に区分されるため。
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■静岡県の悲しい現実
東海エリア住民の脳内をイメージすると、西に向かって「三重、愛知、静岡…」または、東に向かって「千葉、東京、神奈川…」。要するに静岡と神奈川がつながっていないのではないだろうか。
全国ネットで放送されるような番組の天気予報は、中部は愛知、関東は東京を中心にして話す場合が一般的。その中でどちらにも入れてもらえない可能性がある静岡。いくらなんでもかわいそうな気がしてこないだろうか?
(文/しらべぇ編集部・スギタユノ)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)