中華料理屋で「シェフの年齢を教えてくれ!」と言うとチャーハンの味が分かる
日本でも人気が高い、お米を使った中華料理のナンバーワンといえば『チャーハン』である。ひとくちにチャーハンといってもさまざまな種類があるので、好みは人それぞれだろう。
同じチャーハンでもしっとりしたものやパラパラしたものがあるため、非常に奥が深い料理。注文して自分好みじゃない場合も残念ながら多いだろう。
だが、とあるチャーハンマニアの男性によると、なんと「チャーハンを作るシェフの年齢」を聞くことで、そのお店で出てくるチャーハンがどのようなものかがすぐに分かるのだという。
いったいどのように分かるのだろうか? 詳しく聞いてみると、年代別で以下のようなチャーハンが出てくる可能性が高いのだと教えてくれた。
①10代未満がチャーハンを作るお店
「確実に労働基準法違反なので、食べずに帰りましょう」
*おススメのチャーハン:無し
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②10代がチャーハンを作るお店
「シェフの若さがハンパじゃないため鍋を振る腕が勢い余って米が天井にダイレクトアタックする可能性もありますが、若さと勢いあふれる究極にパラパラしたチャーハンが食べられます」
パラパラ度:120% しっとり度:0%
*おススメのチャーハン:若さギンギンの『ガーリックチャーハン』
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③20代がチャーハンを作るお店
「ある程度の腕も付いてきた若いシェフが作る、羽生結弦のスケート演技のような浮遊感とパラっと感が美味しいチャーハンを食べられます」
パラパラ度:80% しっとり度:20%
*おススメのチャーハン:パラパラ米にあんかけがよく絡む『肉あんかけチャーハン』
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④30代がチャーハンを作るお店
「実力と筋力のバランスがちょうどいい具合に取れてくる年代のシェフが作るチャーハンは、しっとりチャーハン派もパラパラチャーハン派も納得の美味しいチャーハンなはず。誰もが納得の味が期待できます」
パラパラ度:60% しっとり度:40%
*おススメのチャーハン:THE 王道の『五目チャーハン』
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⑤40代がチャーハンを作るお店
「一番実力のある調理師の多い40代は、高級中華料理店のような絶品チャーハンを作れるシェフの可能性が大。お客さんが少ない時間なら、あえて“メニューに無いチャーハン”を頼んでみるのもいいかも」
パラパラ度:50% しっとり度:50%
*おススメのチャーハン:多くの具材をシェフの実力でひとまとめにする『海鮮XOジャンチャーハン』
⑥50代~60代がチャーハンを作るお店
「すでに多くの弟子を輩出したであろうこの年代が作るチャーハンは、まさにグランドマスター級の美味しさの場合が多いです。若さは無いですが熟練した腕で作るしっとりとしたチャーハンは、一口食べたら心もしっとりと優しくなれることでしょう」
パラパラ度:30% しっとり度:70%
*おススメのチャーハン:しっとりとしたチャーハンと甘辛いタレのハーモニーが絶妙な『焼豚チャーハン』
⑦70代~80代がチャーハンを作るお店
「肉体も衰えてくるこの年齢でチャーハンを作っているということは、ハンパじゃない精神力で中華鍋を振っていること間違いなし。そんな元気パワーを分けてもらえるチャーハンは、俺もまだまだ若いんだから頑張ろう! と勇気をもらえる逸品です」
パラパラ度:10% しっとり度:90%
*おススメのチャーハン:昔ながらの味『焼きめし』
⑧90代がチャーハンを作るお店
「90代のお店でチャーハンを頼んだら、鍋振ってる最中に死んでしまうのではないかと心配になる年代。できればラーメンを頼んであげたいところですが、どうしても食べたいならお店が終わって元気そうな感じだったらにしましょう」
パラパラ度:5% しっとり度:95%
*おススメのチャーハン:なぜかお年寄りの店主がやってる中華料理店によくある『オムライス』
⑨100歳以上がチャーハンを作るお店
「ここまで来ると妖怪か仙人がチャーハンを作っているとしか考えられません。もう味とか関係なしにチャーハン人間国宝と認定してあげたいレベルです。おそらくいままで食べたことのない神秘的なチャーハンが出てくるでしょう。というか、そんな店あったら教えてください」
パラパラ度:測定不能 しっとり度:測定不能
*おススメのチャーハン:人間国宝候補の市川海老蔵さんにも食べて欲しい『海老チャーハン』
なかなかお店で聞くのは恥ずかしいので、外から厨房を覗いてだいたいの年齢を把握してみると自分好みのチャーハンにありつけるかもしれない。チャーハン好きはぜひ参考にしてみよう。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)