会社員の旬は何歳?「生涯現役」を主張する人の割合も判明
会社員が定年退職する年齢は、今後上がってゆくとみられている。つまり現役期間が長くなることを意味するわけだが、そのなかで実際に会社員として “旬”なのは、どのぐらいの年齢だろうか。9,218人が答えた。
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■30代を支持する人が4割
2,3位をみると約4割の人が30代を旬だと感じるようだ。島耕作でいえば、主任→係長→課長→海外赴任という目まぐるしくキャリアパスを踏む時期で、エネルギッシュに働く年代と言えよう。しかし、それゆえか
「仕事のためなら徹夜もしてきた30代ですが、もうすぐ40代でそこまで働ける気が全くしない!どうすれば良いのでしょうか」(30代後半 男性)
という不安と哀愁がただよう声も。
また、
「いま思えば30代はガムシャラすぎたので、40代以降のほうが腰を据えていたという意味で旬だったね」(60代前半 男性)
「うちは30代だと若手。40代、50代の人が中心的に会社を回している」(30代後半 女性)
という意見もあり、まだ残る若さや組織の高齢化によって、旬はもう少し後だと考える人もいるようだ。
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■変化してゆく生涯現役の割合
ここですべての順位を見てみよう。
トップは40代前半。さきほどのように30代がギリギリで若手だとすれば、経験と体力が絶妙なバランスとなるのが、この時期なのかもしない。
また、気になる「生涯現役」(≒ずっと旬)をかかげる人は全体の8%。さらに年代別にその割合をチェックした。
20代から徐々に落ち込んでいき、60代で再浮上するところが興味深い。本来なら徐々に引退をしてゆく世代だが、「いざその歳になってみたら、意外とまだまだやれた」ということだろうか。なにかと「老害」などと揶揄されてしまうようなご時世ではあるが、これは下の世代に勇気を与えてくれる結果とも言える。
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)
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