20代女性の6割に「死にたい」願望?モテる人に高リスクも
「…死にたい」
目の前で誰かにつぶやかれると焦るかもしれないが、SNSやネット掲示板などでよく見かけるのが「死にたい」「氏のう(「死のう」の意)」といった書き込み。
実際、内閣府の発表では2014年は全国で25427名が自ら命を絶った。15歳〜39歳の死因第1位は「自殺」となっており、これは先進国では異例の数字だという。また、自殺者の7割は男性が占めている。
そこで、しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1353名を対象に「『死にたい』と思った経験」について調査を実施した。
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■20代女性の6割に「死にたい」願望?
経験者の割合がもっとも高かったのは、20代女性。さらに40代女性が続き、実際に自殺した人の性別とは逆に「死が頭をよぎる」のは女性のほうが多いようだ。
ツイッターなどで「氏のう」などといったコメントがカジュアル化していることが、若年層の意識に影響を与えているのだろうか。
逆に50代以降の男性や60代女性など、年齢的には死を身近に感じてもおかしくない世代では、顕著に割合が低くなっている。
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■結婚・貯金は「自殺願望」を抑える?
こうした「死にたい欲求」は、どのような条件に影響を受けるのだろうか。結婚歴やモテなど、さまざまな要素別で集計してみると、興味深い3つのことがわかった。
①結婚は自殺願望を抑える?
既婚者の「死にたい」経験者は4割を切ったのに対して、未婚者では過半数。これは、若年層でも同様の結果となった。家族の絆や責任感が、歯止めとなるものと思われる。
②モテる人のほうが「死にたい」
一方で、「自分はモテる」と自覚している人は、モテない人よりも自殺願望の経験者がやや多い。さまざまな恋愛トラブルに巻き込まれがちなのかもしれない。非モテは、悪いことばかりではないのだ。
③貯金(経済的な余裕)の影響は大きい
今回の調査では「収入による差異」はそれほど大きくない。しかし、「貯金が0円の人とそれ以外」ではかなりの差が開いた。何かトラブルがあったとき、手元にある現金の力は侮れないようだ。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名