高田馬場「米とサーカス」 昆虫料理がグロうまい
ジビエ居酒屋「獣肉酒家 米とサーカス」で開催中の「昆虫食フェア」にて、昆虫食を実食してみた。
いずれ90億人に達すると予測される世界人口。近い将来、地球規模で深刻な食糧難の可能性も指摘されている。
そんな中、2013年に国連食糧農業機関が発表したレポートによると、肉と同様のタンパク質やミネラルを含む「昆虫食」は、食糧問題を解決するひとつの手段として推奨されているという。
来たる食糧難に備えるべく、しらべぇ編集部は高田馬場にあるジビエ居酒屋「獣肉酒家 米とサーカス」で開催中の「昆虫食フェア」にて、昆虫食を実食してみた。
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■店外にあふれる怪しい雰囲気
高田馬場駅から徒歩2分ほどにある、裏道の隠れた一軒家。見た目はかなりあやしい雰囲気だが、店内はなかなか穏やかな雰囲気だ。
メニューを見ると、ジビエや珍しい肉類、日本酒の種類も豊富。気になる昆虫食のメニューは以下の通りだ。
・イナゴの佃煮 470円
・カイコの茶碗蒸し 480円
・スズメ蜂の子の甘露煮 500円
・サソリネギマ 500円
・アリ卵の出し巻き卵 700円
・アリチャーハン 900円
・6種の昆虫食べ比べセット(イナゴ、カイコ、サソリ、バンブーワーム、コガネムシ、ゲンゴロウ) 1,200円
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■いざ、実食!
まずは「アリ卵の出汁巻き卵」をオーダー。ハネアリという大型の蟻の卵が入っているが、一目ではわからないため、あまり抵抗感もなく食べることができる。
出汁巻き卵の中の、プチプチとアリの卵が弾ける食感がアクセントだ。
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■「虫度」100%! サソリねぎま
次は、見るからに虫というビジュアルの「サソリねぎま」にトライ。サソリのハサミとハサミの間にネギを挟み、「ねぎま」とネーミングしたとのこと。
明らかに凶暴な見た目だが、勇気を振り絞ってかじってみると、香ばしくエビ天の尻尾のような味。サソリ食は、約3千年前から中国の王族が健康維持のために食べる文化があったらしく、滋養強壮にも良さそうだ。
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■いよいよ昆虫食オールスターを実食
最後にオーダーしたのは「6種の昆虫食べ比べセット」。郷土料理として有名なイナゴと蜂の子はまだしも、コガネムシは見た目が虫そのものであり、抵抗のある人も多そうだ。
だが、口にすると小エビの天ぷらのような軽快なサクっとした食感は、予想以上に美味しい。これならいくらでもいけそうだ。
こちらは若竹に生息するバンブーワーム(竹虫)。
その形状といい、サクサクとした歯ごたえといい、まるでフライドポテトのような風味。むしろ、フライドポテトより濃厚で美味しいかもしれない。
取材班の中でも、一番人気がこのバンブーワームだった。
次に食したのはゲンゴロウ。
口にすると、ガリっという音が。なんとも形容しがたい、今まで食べたことがない味だ。土の香りと野生の息づかいが混ざったような、いわば「虫の風味」を実感することができる。
昆虫食に含まれるキチン質(不溶性食物繊維)は、ダイエットや便秘の解消にも効果的で、美意識の高い女性や、メタボが気になる男性にとって非常におススメ。
もちろんその見た目には抵抗もあるだろうが、来たる食糧難の時代を乗り越えるためにも、今から虫を食べることに慣れておくことは、決して間違いではないはずだ。
【獣肉酒家 米とサーカス】
※昆虫食フェアは3月まで
住所 東京都新宿区高田馬場2-19-8
(取材・文/しらべぇ編集部・Kei Oide)
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)