職場PCのスペック低すぎ問題!公務員が一番の被害者?
2014年4月、マイクロソフトがWindowsXPのサポートを終了。現在はWindows7、8、8.1が主力OSとなっており、「無償ダウンロード」という形でWindows10の導入を推奨している。
しかし、サポート終了から1年経過した2015年4月時点で、大手電力会社やガス会社がいまだにXPを使い続けていることが判明。大手は順次Windows7搭載パソコンに入れ替える予定と報じられ、現在はXPを使用していないと思われるが、中小企業ではいまだにXPを使い続けているところもあるそう。
会社PCがバカになっててIEもChromeもまともに使えなくてつらい。メールソフトもなんかおかしい。全体的にPCおかしい。いまだにXP使わされてるしさっさと壊滅的に壊れてくれたほうがありがたいんだけど微妙に使えてるから困る。ていうかXPてなんだよ。おかしいよこの会社。
— ことり WFオンライン 5-11-11 (@kokokokokotori) October 30, 2015
XPをはじめ、vistaや2000などいまだに古いOSのwindowsパソコンやMacを会社が入れ替えようとせず、不満に感じている人は多いのではないだろうか。
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■会社のPCが古くて不満を感じている?
そこでしらべぇ編集部が全国のデスクワーク従事者に「会社のPCが古くて不満を感じているか」聞いてみた。
結果、もっとも不満を感じているのは20代男性であることが判明。以下、30代男性、50代男性と続く。やはり若い世代ほど会社が古いPCを入れ替えないことについて不満を感じている。
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■公務員がもっとも不満?
次に、不満を感じている人を職業別に見てみよう。
公務員が25.8%とダントツで高く、2位の会社員に8%の差をつけトップに。税金がその購入資源のせいだろうか、公務員は一般企業と違い新PC購入に時間がかかると思われる。
また、「まだ使えるだろう」と却下されるケースもありそう。それだけに買い替えてほしいのに我慢して古いPCで作業している人が多いのかも。
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■古いPCにありがちなことといえば?
古いPCにはありがちでなことと言えばどんなものがあるのだろうか。ピックアップしてみよう。
①突然の強制終了
突然PCに「このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます」とメッセージが出てプログラムが全て終了される。作成中のファイルも保存していなければ消えてしまう。windows95、98によく見られた。
②Aドライブがある
フロッピーディスク用のドライブが用意されている。エクスプローラを開き、間違ってAドライブをクリックすると、ガタガタと音がして、PCがディスクが入っているか確認に行く。最近はAドライブがなくなっているため「なぜCドライブから始まるの?」と思う人も多いとか。
③動きが遅い
長年使用していると動きが遅くなり、クリックしてから数秒の間があった後にプログラムが起動する。プライベートでもイライラしてしまうが、会社のPCが遅くてはやる気も出ず、さっさと帰りたくなってしまう。
④爆音がする
電源を入れると「ギュイイイイイン」と凄い音を発し、周りの声が聞こえないほどうるさくなる。掃除をすると一時的に収まることもあるが、そのうちにまた音が復活する。
どれも仕事に 支障をきたすものばかり。しかし自分のパソコンではないため、新品に入れ替える否かは会社の判断となる。古いPCをやむなく使い続けている人は、PCを友達だと思い、愛してあげるしかないのかもしれない。
(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月20日~2016年1月24日
対象:全国20代~60代の男女1340名