生理痛で救急車はアリ? 男性の意外すぎる回答に女性が涙
生理痛は男性には理解できない痛みであるが、「失神レベル」の激痛に襲われる女性も珍しくないと言われている。
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「もともと生理は重いほうで、中高では痛みや貧血で気絶してしまうこともありました。だけど、二十歳を過ぎて健康に気をつかうようになると、軽くなって、ある月はびっくりするくらい痛みがなかったんです。 『ひょっとすると、もうあの痛みから解放されるんじゃないか?』と喜んでたのも束の間、翌月には人生で一番の激痛が…。しかも、恥ずかしいことに薬が切れてしまっていました。 あまりの痛みにどうすることもできず、彼氏に電話して、タクシーを呼んでもらい、病院へ。幸い、薬を飲んだら痛みは引いたのですが、真剣に救急車を呼ぼうかと思いました」(20代女性)
「彼女から電話がかかってきた時、会社の会議中。ですが、死にそうな声で『生理痛が…』と言われて、会議どころじゃないなと。しかし、救急車を呼ぼうか悩んだ挙句、呼べませんでした。 だって死ぬわけじゃないし、救急隊員に説明しにくいし、近所の人にどう思われるかって考えちゃって…。 でも、彼女に会った時、あまりに辛そうで、『救急車、呼んでも良かったんじゃないか』ってすごく後悔しました」(上記女性の恋人男性)
上記は、都内在住の20代女性と、その交際相手の男性の体験談である。 生理痛は男性には理解できない痛みであるが、「失神レベル」の激痛に襲われる女性も珍しくないと言われている。そんな時、救急車を呼ぶことはアリなのだろうか?
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■全国1400人に聞いた答えは…
しらべぇ編集部が全国の男女1348人にアンケートを実施したところ、「生理痛がひどい場合、救急車を呼ぶのはアリだと思う」と答えたのは、全体の12.9%。
いくら痛いとはいえ、「命に関わるわけではない」と考えられているのか、低い数値にとどまった。
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■男女別では意外すぎる結果が!
しかし、男女別では意外な結果が。女性10.6%、男性15.1%と、女性に比べ、男性のほうが「アリ」と答える人が1.5倍も多かったのである。
男性よりも、むしろ50代以降の女性のほうが、「生理痛で救急車」という行動に厳しいのが目立つ。上の世代と若者世代では、考えの変化が起こっている可能性が。
男性の中で、もっとも理解があったのは20代の男性。5人に1人が「アリ」と答える結果になった。生理痛はカップル間で時にケンカの種になるものだが、理解のある人も中には存在するようだ。
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■男性が提言「一度、きちんと話し合いを」
生理痛に限らず、痛みは本質的に本人にしかわからないため、難しい問題。前述の男性は、後でこんな風に感じたそうだ。
「僕の場合、騒動後に彼女と話し合ったら『救急車呼ばないでよかった』と言われました。痛みの最中は呼びたいと思っても、過ぎればやはり日常生活のことを考えるようです。 なので今の僕は、『男ももっと生理痛の痛みを理解せよ! 救急車も迷わず呼べ!』とは言えません。むしろ、何においても、きちんと話し合うことが大事なんだと感じましたね。答えが出る問題ではないだけに」
相手の気持ちを尊重するためにも、きちんと対話をすることが大事なのかもしれない。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1340名
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)