30歳を迎えた童貞は「妖精」になる? 童貞の元自衛官に聞いた
ネット界隈では、今や常識のように語られる都市伝説である
「30歳を超えた童貞は妖精になる」。ネット界隈では、今や常識のように語られる都市伝説である。「妖精」は「魔法使い」に言い換えられることもある。
■なぜ「30歳を超えた童貞」は妖精や魔法使いと呼ばれるのか
「30年間、禁欲の修行を続けた僧侶と同じ状況にある」がその根拠とされている。それだけの修業を経験したのと同等だと考れば、なんらかの神通力が身に付いていたとしても不思議ではない。
そこで、しらべぇ編集部がアンケートサイト「マインドソナー」での調査したところ、約1割が「30歳まで童貞だと妖精になれる」と信じていることが明らかとなった。
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■実際に30歳オーバーで童貞な友人へのインタビュー
記者には30歳を超えて童貞な友人がいる。彼に実際のところを聞いてみた。
「童貞のまま、30歳を迎えた時かな。妖精になれる気配はなかったけど、あの時、僕は魔法が使えそうだって確かに感じた。悟りを開いた実感があった。
呪文がね、降りてきたんだ。でも、魔法は使えなかった。MPが足りないんだろうなって思ったね。
本当に修行をした人たちは、ちゃんとMPも備わってるんだと思う。僕は中途半端な魔法使いになってしまったんだ」(31歳童貞)
記者は、さらに彼の恋愛遍歴を聞いてみた。
「中学2年生の時に、陸上部の後輩に告白されて付き合ったよ。恋人がいたのは、後にも先にも彼女だけだね。1年ほど付き合ったけど、手も握らずに別れてしまった。
恋はしたいんだよね。やっぱり、いいものだし。最後に恋をしたのは陸上自衛隊の頃かな。7年ほど前になる。とっても可愛い女性自衛官が居てね。衛生兵だったんだけど。
当時の隊の中で高嶺の花で、みんな憧れてた。あの娘とお近づきになろうとわざと怪我をする奴もいたぐらいさ。僕は、そこまではできなかったけど。結局、彼女とは連絡先も交換せずにそのままさ。
それからも何度か、女性からアプローチされたことはある。でも僕としては心の距離が縮まってから恋をしたいんだ。でも、みんな、すぐにボディタッチをしてくるから、いつも困っちゃうんだ」(31歳童貞)
スポーツインストラクターをしている彼はソフトマッチョで背も高く、顔もあっさりとしていて、一見モテそうだ。彼が童貞のままでいる理由はその心の清らかさが一因となっているのかもしれない。
ここまで清廉な精神の持ち主なだけに、魔法を使ったり妖精になったりする日は、そう遠くはない可能性も。童貞が妖精と言われるゆえんは、じつはその心の持ちようにあるのではないだろうか。
(取材・文/しらべえ編集部・モトタキ)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)