『笑っていいとも』を復活させるべき?過去の名場面5選から検証
8日、かねてから打ち切りが噂されていたフジテレビの長寿番組、『とんねるずのみなさんのかげでした』、『めちゃめちゃイケてる』放送継続が判明した。
出演者のギャラが高額にもかからず視聴率が低調なことから、「お荷物」などと言われており、継続について驚く声も見られる。
https://twitter.com/subetewasugiru/status/707775787038937090
一部では「2番組を継続するのなら、同じような状況だった『笑っていいとも』を終了させる必要はなかったのではないか」との指摘も存在。
「めちゃイケ」継続(デイリースポーツ) – めちゃイケは、終わっていい。CXは、「いいとも」や「ごきげんよう」のような、かつてより下がったが、許容範囲のような番組を終了させて「めちゃイケ」のようなどうでもいいような番組を残すて、坂を落ちる方向をひたすら目指しているとしか、思えない
— 松井 健児 (@km_yuuna) March 7, 2016
後番組の『バイキング』の視聴率が『いいとも』以下となっているだけに、復活してほしいと思っている人も少なくないはずだ。
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■『笑っていいとも』を復活させてほしいと思う?
しらべぇ編集部では、全国の男女1348名に『笑っていいとも』復活について調査を実施した。
結果、もっとも復活させてほしいと思っているのは40代女性であることが判明。続いて、20代男性が25.0%となっている。調査結果をみるかぎり、日本国民は『いいとも』を復活させて欲しいと思っている人は少数のようだ。
最終回の放送が華々しかったことや、タモリが高齢で帯番組の司会が辛いことなどから「もういいのでは」と思っている人が多いのかも。
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■『いいとも』の名場面5選
やりきってしまった感のある『いいとも』の名場面を振り返ってみると…
①片桐はいりが遅刻
テレフォンショッキングに出演予定の片桐はいりが遅刻。片桐は事務所に所属していなかったため、朝寝坊した。
結局テレフォンショッキングのコーナーは後回しにされる大ハプニングに発展したが、これも生放送の醍醐味としてのちに語られることになった。
②志村けんがテレフォンショッキングを断る
桑野信義からテレフォンショッキングの友達として紹介された志村けんが、電話で「忙しいんだよ」と断るシーン。当時はガチの友達紹介として考えられていたため、かなりの衝撃を与え、志村タモリの不仲説も浮上した。
しかし志村はその後何度も『いいとも』に出演しており、不仲説はガセだと思われる。
③テレフォンショッキング中に一般人が乱入
タモリがテレフォンショッキングの挨拶をしているところに、一般人男性が乱入。意味不明な言葉を叫び、スタッフに取り押さえられた。
④江頭2:50が橋田壽賀子にキス
ウサギのきぐるみを来て乱入した江頭が、当時レギュラー出演者の橋田壽賀子に「ずっと好きだった!」と叫び、キス。江頭はこれをきっかけに『いいとも』を出入り禁止に。最終回直前に謹慎が解け、やっと出演した。
⑤ダウンタウン、とんねるず、爆笑問題の共演
最終回の特大号でおこったダウンタウン、とんねるず、爆笑問題の共演。
ウッチャンナンチャンとダウンタウンは良好な関係で、共演もさほど珍しくはないが、ダウンタウンととんねるず、ダウンタウンと爆笑問題はそれぞれ犬猿の仲とされ、共演NGと見られていた。
その3組が一緒の番組に出演し、ひとつの画面おさまったことは奇跡的で、業界内でも話題になり、『いいとも』の歴史を感じさせる伝説的瞬間となった。
やりきったと思うか、もう一度復活をと感じるかはそれぞれだが、『バイキング』よりは豪華で楽しかったとの声があるだけに、その日を期待してしまう。
「いいとも、いいとも、いいトモロー」とタモリが歌う日は、ふたたび訪れるのだろうか。
(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名