3月は自殺対策強化月間 「死にたい願望」がある人の特徴とは?

むしろ、自殺する勇気があるなら何でもできそうな気もするのだが…。

2016/03/21 06:30

薬物

3月は「自殺対策強化月間」であるということをどれくらいの人が知っているだろうか。

人間は、さまざまなことを高度に考えることができる生き物だ。でも動物で唯一「自殺」を知っているのは人間だけだという指摘がある。そう考えると、ある意味残念な生き物だ。

ストレス社会といわれつつも6年連続で自殺者の数は減少傾向にあるそうだが、2015年の自殺者数は23971名と決して少なくない数である。では実際、本気で自殺を考えたことがある人はどれくらいいるのだろうか? 


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悲しいことに20代女性は3割超え

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しらべぇ編集部が全国の1348名を対象にQzooで行った調査によると、20代女性が一番本気で自殺を考えたことがあるようだ。

年々自殺を考えたことがある人が増えていくのなら、「人生いろいろあるから、本気で自殺したいと思ってしまう瞬間もあるのかな?」と思える。しかしそうではなく、60代以上の男性は16.7%、60代以上の女性は8.9%と低い結果に。

もしかすると、年配の方々は戦争を経験した、あるいは親から詳しく聞いているため、命の大切さを十分に知っているのかもしれない。また現代のストレス社会のせいで自殺を考える若者が増えてしまったとも考えられる。


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独身の人は自殺を考えやすい?

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結婚している人は15.4%、結婚してない人は32.0%と、倍以上の差をつけ結婚してない人は自殺を考えたことがあるようだ。

独身者には分からない満足感、心の安定感が既婚者にはあるのかもしれない。結婚すれば幾分死にたい願望が薄まるということもあるのだろうか?

「孤独」は目に見えないものだが、自殺にまで人を追い込む恐ろしい力を持っているようだ。


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なぜ自由業は自殺を考えてしまうのか

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職業別でみると、自由業が40.0%と断トツで自殺を考えたことがあるという人が多い。

自由業のいいところは会社に拘束されることがないということだが、その反面、収入が安定しない不安がついてくる。お金は生きていく上で不可欠であるがゆえに、時には命を絶つ衝動をかき立てるのか。

たしかにさまざまな悩みのせいで自殺を考えてしまうこともあるだろう。けれど、せっかくの一回限りの命を自ら絶つのはもったいない。むしろ、自殺する勇気があるなら何でもできそうな気もするのだが

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1,348名

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