IQ150以上の天才たちに聞いた「子供時代の変な行動」4選

2016/03/29 07:00

(写真はWikipediaのスクリーンショット)
(写真はWikipediaのスクリーンショット)

日本人の平均IQが110程度とされる中で、ずば抜けて高い数値を示すギフテッドの人々。しらべぇ編集部では過去、数度にわたって彼らの知られざる生態をお伝えしてきた。

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IQが高いと考えることも違うようだが、一方で彼らの言動も、一般人のそれとは異なるようだ。とくに、幼少期や思春期は突拍子もない行動も少なくないらしい。

そこで、「過去に医療機関でIQ150以上(全体の上位0.1%)と診断された経験を持つ」と語る2名の男性(29歳/25歳)に話を聞いた。



 

■IQ150の「子供時代の変な行動」4選

①3歳の時、「自分はいつか死ぬ」と悟って、大号泣する

「物心ついた頃から自分は哲学するのが好きだったのですが、3歳のある日、『死ぬことは誰にも避けられない。自分の体もいずれはこの世から消えてしまう』と悟り、諸行無常を感じて大号泣した経験があります。


幼いながらにも『自分が死んだ後、精神はどこに行くのかな?』と思ったんでしょうね」(K氏)


②「普通じゃない」と言われたので普通になる努力をする

「幼い頃からずっとなにかにつけて『お前は普通じゃない!』とか『頭がおかしい!』と言われてきたこともあり、自分のコンプレックスは『普通じゃない』ことでした。


わりと真剣に悩んでいたので、高校生の時に普通になる努力をしました。友人に『彼は一般的に見て普通の人かな?』『彼女に個性的な一面はないかな?』と聞き、普通の人リストを数百人単位で作成。彼らに共通した思考、行動パターンを分析、実践する、というものです。


この努力は半年以上続きましたが、ある日親友に話したところ『その行動自体が普通じゃないし、執着の度合いが変質的だからやめたほうがいいよ。お前は普通になれないから諦めろ』と言われ挫折しました」(N氏)


③暇な授業中にいろんなジャンルの影響を受けた抽象的なマンガを描いてしまう

「IQが高い人には『一見、関係なさそうに見える物事を結び付け、革新的なアイデアを生み出す』能力があるとされていますが、僕の場合、それは幼少期から見られました。


小学生当時、人体図鑑で筋肉の仕組みを学んでいたのと、当時ゴルフを習っていたのと、ドラえもんが大好きだったのが混ざって、筋肉ムキムキなドラえもんがゴルフをしているマンガをずっと授業中にしていましたね。


自分的には普通な行動で、組み合わせたのも単純に面白いと思ったからなのですが、先生が『なにか家で嫌なことでもあったのか?』と聞いてきたのを覚えています」(N氏)


④一周300mのコースを毎日40~50周ランニングして、近所の人に「狂ったか?」と思われる

「IQの高い人はその過敏さゆえ、日々大量の情報が頭の中に入ってきます。それが博識、高い言語能力などにつながるのは事実ではありますが、思春期の若者にとっては苦しいこともありそうですよね?


私の場合、余計な情報をシャットアウトする目的で、高校生の時は帰宅部にも関わらず毎日長距離をランニングしていました。そうすると、働き過ぎてオーバーヒートしかけの脳細胞が、少し落ち着くんですよ。


しかし、近所をずっとぐるぐる回っていたので、どうやら相当変な子だと思われていたようです」(N氏)


IQが高いギフテッドと呼ばれる人々の中には、おかしな行動が見られることがあると指摘されている。実際、前述のふたりにも、それはあったようだ。

しかし、一見おかしな行動でも、話を聞いてみると彼らなりの思考があって、行動に至ったことがわかる。思考パターンが違う平均的なIQの人間には理解しがたくとも、高IQ者にとっては意外と普通の行動なのかもしれない。

(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓

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