乙武洋匡氏の不倫報道に見える「新潮が文春に敵わないワケ」
ベッキー&川谷絵音の不倫や、ショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称などのスクープを連発し、絶好調が止まらない『週刊文春』。
これに対して、ターゲットも発売日も同じでよく引き合いに出される『週刊新潮』は、週刊文春に比べると話題になる記事も少なく、引き離されたとの声も多かった。
だが、乙武洋匡氏の不倫をスクープが『週刊新潮』に掲載されると、「新潮もやるな!」といった声も聞こえてきている。
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■文春派? 新潮派? 現在の勢いから答えはもちろん…
この2大勢力だが、世間はどちらを支持している人が多いのだろうか? 全国の男女1341名を対象にアンケート調査を行なったところ、結果は圧倒的に週刊文春だった。
「そもそもどちらも読まない」という人が大多数を占めるものの、新潮を大きく引き離す文春はデータからも明らかになった。
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■事情通が予想する「文春が第一報で乙武不倫を報じなかったワケ」
ここで編集部では、事情通の30代男性に「最近の文春と新潮」について分析してもらうことに。新潮が盛り返しを見せているが、彼に言わせれば「どこが?」といったところらしい。
「乙武さんの不倫が24日発売の週刊新潮に暴露されたのは、記憶に新しいですよね。最近の流れから、『あれ? 新潮なの?』と意外に思った人もいるかもしれません。しかし今回の乙武さん不倫騒動は、文春をはじめ各週刊誌記者の間では周知の事実だと言われてるんですよ。
つまり文春は、乙武さんのスキャンダルを知らなかったわけではなく、知っていてスルーしている可能性が大いにある。芸能・メディア関係者の間では、乙武さんの絶倫ぶりは有名だったみたいですしね。
文春が日頃から虎視眈々と狙っているスクープは、関係者が誰でも知っているネタではなく、世の中にとてつもなく大きなインパクトを与えるものばかり」
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■誰もが知る「昭和の一大スキャンダル」も文春が
それは、過去のスクープを遡っても明らだという。
「文春はここ最近だけでもASKA、ベッキー、SMAP、清原、甘利元大臣、宮崎元議員、神戸児童連続殺傷事件の犯人をすっぱ抜いています。
また、1976年に世界を震撼させた大規模贈収賄事件、通称ロッキード事件も、週刊文春とその母体である文藝春秋が組んだ特集がそもそものきっかけ。この頃から、取材力の鋭さは郡を抜いてましたよ」
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■最後にはすべてをかっさらう文春
また乙武氏の不倫報道も、1番おいしいところを持っていったのが、やはり文春だったと彼は語る。
「乙武さんの不倫報道も発信こそ新潮でしたが、その後、乙武さん自身の謝罪文と同時に妻の謝罪文も掲載し、そのことで賛否両論が巻き起こりました。世の中の人は、『なぜ奥さんが謝るの?』などと疑問に思うところも多かったでしょう。
文春はそこに目をつけたのか、先日発売した新刊で渦中にある乙武氏の妻への独占取材を敢行。再び世間の注目をかっさらっていきました。
やはり、文春恐るべしですよ」
文春砲の威力は凄まじいものがあるが、それは歴史を遡ってみても明らかのようだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,341名