霧島「さくらさくら温泉」の泥湯が高級エステ顔負けのスゴさ
春。美しい満開の桜は、眺めているだけで心洗われる瞬間である。桜を肴に酒盛りをする「お花見」も日本の素晴らしい文化のひとつだ。
しかし、桜の咲き誇る時期は短く儚い。儚いからこそ心惹かれるとの声も聞こえてきそうだが、できれば一年中楽しみたいと思うもの。
そんな夢を叶えてくれるところが、鹿児島県にある。霧島神宮近くにある「さくらさくら温泉」だ。ここなら、一年中「さくら」を楽しむことができる。
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■鹿児島空港から車で約40分
鹿児島空港から、車で走ること約40分。坂本竜馬も新婚旅行で訪れたという、霧島神宮の程近くに「さくらさくら温泉」は存在する。
緑豊かな霧島の自然に囲まれた、純和風の温泉施設は、宿泊も可能。「さくらさくら温泉」らしく、ロゴマークにはしっかり桜が描かれている。
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■霧島らしい乳白色の硫黄泉を堪能
大浴場は男女別で、それぞれ内湯と露天風呂のある広々としたつくりだ。
そこに注がれるのは、霧島の温泉らしい、乳白色の硫黄泉。贅沢に「かけ流し」での利用が嬉しいところである。アロマのように香る硫黄と、サラサラとやさしい肌触りのお湯は、肌と同じ弱酸性。全国的にも珍しい泉質の「美肌の湯」だ。
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■「さくらさくら温泉」の名物は「天然の泥パック」
そんな「美肌の湯」には、それを超える美肌アイテムがある。それが「天然の泥」。源泉地の底から採取され、効能豊かな温泉成分をたっぷり含んでいる。
ここでは、その「天然の泥」を、セルフで顔に、全身に、パックすることができるのだ。これが、「さくらさくら温泉」の名物である。
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■全身にやってみると…
地元では女性に大人気というさくらさくら温泉。もちろん、男湯にも「天然の泥」は設置されている。取材班も体験してみることにした。
ひんやりとした泥のパックは、ピタッと吸い付くように肌に馴染んでいく。濃縮された硫黄の香りに包まれる新感覚だ。
その状態で待つこと約10分。泥を洗い流すと、信じられないくらいツルツルプルプルの美肌になっていた。毛穴の黒ずみもサッパリ取れ、肌が透き通った感じさえする。
なお、本温泉の泥湯には、硫黄成分以外にもさまざま温泉成分が含まれていて、美肌効果以外にも、神経痛や肩こり、疲労回復、リウマチなどにも効果があるそう。
温泉の効能をぎゅっと凝縮した泥を、女性も男性もぜひ一度味わってみてほしい。
【さくらさくら温泉】
住所 霧島市霧島田口2324-7
日帰り入浴(11:00~20:00) 700円~
宿泊(一泊二食付) 8500円~
(取材・文/しらべぇ編集部・小松歩)