「佐藤」は「鈴木」と付き合いたくない?名字が交際の決め手な人々
異性と付き合ったり結婚を決める要因は人それぞれで、数多くある。ルックスや年収、学歴などが代表的な要素だろうが、中には「相手の名字が好みだったから」という理由で選ぶ人もいるらしい。
■20代男子よ、なぜだ?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の交際経験者の男女1149名に調査を行なったところ、「交際や結婚において、相手の名字が決め手になったことがある」と答えたのは全体の4.2%。やはり、苗字が決め手になる人はそう多くない様子だ。
しかし、男女性年代別だと興味深い傾向が。20代~40代の男性に、該当者が多かったのである。とくに20代男性は10.3%が「名字決め」経験アリという結果になった。
どんな風にしてそういう結果に至ったのか、実際に話を聞いてみると…
「顔は正直普通だけど、名字が好きな声優の水樹奈々と同じで、付き合い始めた。結果、鬼嫁になった」(30代・男性)
「私は佐藤なので、珍しい名字に憧れていました。結婚を意識して付き合っている今の彼氏は名字が珍しい。付き合い始めるとき、同じくらいの気になり度の男性が他にもうひとりいたんですけど、鈴木だったのでやっぱ嫌だなと思ってお断りました」(20代・女性)
「僕の名字は千秋なのですが、以前交際していた女性が千晶という名前。『もし俺たち付き合ったらヤバいよね!』『付き合ってみる?』というノリで交際が始まりました」(20代・男性)
いずれも珍しいケースだろうが、名字も交際や結婚の要因になりうるようだ。
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■中には五十音順で付き合っていく猛者も?
名字で交際や結婚を決定する人の中には、少々珍しい付き合い方をする人もいるようだ。しらべぇ取材班は、そんな女性の交際相手になった20代男性に話を聞いた。
「中学の頃、クラスのとある女子が五十音順で男子と付き合ってたことがあります。最初に相澤くんで、これは一週間くらい。でも出席番号2番の井沢くんとは1年くらい付き合ってました。
その後、上野くん、岡田くん、金田くん、木村くんと付き合ってました。3年間で、6人の男子と付き合った感じです。ひとりあたり平均半年くらいですね。
僕の地元は田舎で、クラスが学年でひとつしかなかったので男子も20人だけ。そのうち、6人とあいうえの順に付き合ったってすごくないですか? 実際、学校中のウワサになってましたし。
じつは金田ってのが自分のことで、1カ月くらいですが一応付き合いました。でも、結局何を考えてるのかわからなかったなあ。大人しい感じの子だったんですが」(男性・20代)
もし、上記の女性が意図的に五十音順に付き合っていたなら、とても面白い話である。現実的に考えれば席が近いから恋に落ちていたただけ、というのが関の山だろうけども。
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(取材・文/しらべぇ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の1149名(有効回答数)