ラジオが20代男性の間でブーム?「テレビにない魅力」とは
4Kやハイビジョンなどのクオリティーの高いテレビが話題になる一方で、若者のテレビ離れが指摘されている。そんな若者たちを中心に、「ラジオ」が再び人気を集めているのはご存知だろうか?
画像をもっと見る
■テレビvsラジオ…20代男性はラジオ派が3割
しらべぇが全国20代〜60代の男女1352名を対象に「テレビとラジオだとどちらをよく利用する?」と尋ねてみたところ、男女で差が見られた。
メディアとしての力は依然としてテレビが強力であることは間違いないが、男性にラジオ派の人が比較的多いとわかる。年代別で見ると、20代男性ではラジオをよく聴取する人が3割存在し、本調査でもっとも多い結果に。
20代女性では9割がテレビ派であることから、若者といっても主に男性の間でブームのようなものが起こっているようである。
関連記事:テレビ観るよりラジオ聴いてる時間が長い日本人は12.2% ―いまやスマホで聴く時代に
■ひとり暮らしのラジオ利用率が高め
さらに特徴別の調査もしてみると、ひとり暮らしかそうでないかでは、少なからず違いがあるとわかる。
ひとり暮らしで話す相手がいないため、ラジオを流して気を紛らわせているのだろうか。中には、こうした事情があるという人もいる。
「仕事から帰ってきても家で寝るだけなので、テレビを買ってないんですよね。昔はテレビっ子だったのでテレビのない生活は考えられませんでしたが、慣れるとテレビなしでも生きていけます。ネットもありますしね。最近では、もっぱらネットラジオで情報を取得してますよ。面白い番組もあって十分楽しめてます」(20代男性)
関連記事:スポーツ中に炭酸飲料ダメって本当?飲みながら箱根駅伝コースを走ってみた
■ラジオは「ネタ」として最適!
また友人との会話で話題に困ったときも、ラジオはネタとして最適なようだ。
「今はスマホのアプリでラジオが聴けるので便利です。ラジオのバラエティー番組はトーク力で勝負しているので、そのまま友達に話せば笑いが取れるので、会話のネタ用に聞いてます。テレビよりも下ネタも多いですし…」(20代男性)
「ラジオって、テレビより劣るメディアという認識がある人もいるかもしれませんが、そんなことないです。むしろ、テレビでは聴けない濃い話が聴けたりして好き」(30代男性)
このように、時代がネットにシフトしていく流れの中で、ラジオに改めて触れるという若者もいるようだ。移動中でどこでも聴ける環境が整っていることで、近年さらに利便性が高まっているのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1,352名(有効回答数)