「LINE返信はスタンプのみ」 そっけない人の意外な特徴とは
結果的に、ビジネスでの成功と高収入につながっているのだろう。
LINEを利用している人なら、ほぼ間違いなく活用しているだろうスタンプ。個性豊かで種類も豊富。そして、何といってもワンクリックで送信できる利便性が大きな魅力だ。
スタンプは、今や現代人にとっての欠かせないコミュニケーション方法となっている。
一方で、返信をスタンプのみで済ますパターンも横行している。相手方にそっけない印象も与えかねない返信の仕方であるが、この方法を多用することについては、ビジネス、とくに収入に対してどのような影響及ぼすのだろうか。
●忙しい人ほど、スタンプのみ返信を多用
「先生」と呼ばれる職業。学校の先生を思い浮かべやすいが、弁護士や税理士といった士業、医者、さらには政治家もいる。彼らのLINE返信にはどんな傾向があるのだろうか?
調査の結果、「先生」と呼ばれる職業に当てはまる人の中で、スタンプのみ返信を行いがちな割合は41.4%。そうでない人とたちと比べ、10%以上割合が多いことが判明した。
学校の先生、士業、医者、弁護士。どの職業を想像しても、多忙を極める仕事だ。きちんとした返事を返したくても、どうしても時間がないため、止む無く返信をスタンプのみで済ませてしまう傾向が強いのだろう。
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●スタンプのみ返信と年収との関係は?
それでは、スタンプのみ返信と年収との関係は、どのような傾向なのだろうか。
注目すべきは、年収1,000万円を超える層が、最も割合が高いということ。
高収入な人たちほど、仕事に対して効率性やスピード感を求められる傾向が強く、SNSコニュニケーションでも迅速性や利便性を優先しなければならない場面が多数。また、会議、会食、打合せ等、どうしても返信文章が打てない場合も多い。
その時には、ひとまずスタンプのみ返信を行っているようだ。
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■スタンプのみ返信の際に気をつけていることは?
それでは、高収入な人たちはスタンプのみの返信について、どう考えているのか? 士業を営む3名に聞いてみた。
「他の人と会っている時は、やむを得ずスタンプのみで返信することはある。それでも、後で必ず追加でメッセージを送るようにしている」(40代/弁護士)
「スタンプは、あくまで即座にYESやOKを伝えるときのみ。その点は、迅速性というLINEの特徴を活かしている」(50代/税理士)
「いくら親しき仲であっても、スタンプのみの返信は、相手に失礼だと思う。どうしても文章が打てないような場面のみにしている」(40代/社会保険労務士)
単なる惰性でスタンプひとつ返事はしているわけではなく、きちんと自分の中でルールを持っているらしい。
迅速性や利便性を重要視しながらも、相手との関係性を良好に保つよう、配慮を心掛ける。これが結果的に、ビジネスでの成功と高収入につながっているのだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女511名(有効回答数)