若者がまだ知らない「年齢を重ねて見えてくる幸せなこと」
若いころは、年を重ねることに悲観的になってしまうこともあるだろう。容姿の変化や体の衰えを感じたりと、「若いころにできたことができなくなってくる」と思う瞬間も出てくる。
だが、しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,666名に「年齢を重ねてよかったこと」を尋ねてみたところ、中高年層から「年を取るのも、それほど悪くない」と思える意見が数多く出てきた。
■40代が語る「年齢を重ねてよかったこと」
40代男性は、社会人としてさまざまな経験を重ねたからこそ実感できることがあるという。女性は、親のありがたみや家族を作ることへの幸せを感じているようだ。
<男性編>
・社会の仕組みがわかってきた。
・相手を見ただけで人柄がわかる。
・イライラしなくなった。許せることが増えた。
・人の行ないに対して寛容になった。
<女性編>
・子供の成長が見られるようになった。
・家族といい思い出が作れている。
・親の気持ちがわかるようになった。
・両親や義理の両親、夫に対して優しい気持ちになれるようになった。
■50・60代が語る「年齢を重ねてよかったこと」
50〜60代は人生の後半戦。仕事を退職し、老後の生活をのんびりと幸せに過ごしている人もいる。また、中には「悟り」のようなものを開く人も見受けられ、これまでの人生を振り返る瞬間が多くなるようだ。
<男性編>
・多くの人と出会えたこと。
・人生の悲哀がわかってきた。
・お金はないが、いい友達がいる。
・子供が結婚して孫ができたこと。
・この世には乗り越えられないことはないとわかる。
・失敗を多くしたことが財産。
<女性編>
・何十年も付き合える友達ができたこと。
・見栄を張る必要がなくなって、気が楽になった。
・他人からの評価が気にならなくなった。
・夫が退職し、いつもふたりでいられること。
・子供のが結婚し、新しい家族とめぐり合える。
■いいことばかりじゃない…年を取って感じた人生の辛さ
このように、年を取ったからこそ気づけた人生のよさを語った人もいたが、一方で「人生は甘くない」といったような答えも…。
・やり直したいことがある。(50代女性)
・今の社会、年を取ってもいいことは何もない。(60代男性)
長い人生を生きていると、辛いことにも直面する。だが、たとえそうだとしても、ふとした瞬間にちょっとした幸せを見いだすことができるのも、たしかなようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,666名(有効回答数)