「県の石」って知ってる?地理芸人が気になる石を4つ紹介
5月10日が何の日なのか知っていますか? せーの。そうですね「地質の日」ですね。私たちが住んでいるこの大地は地層や岩石、土壌などでできていますが、これらの性質のことを「地質」と呼ぶのです。
今年、この地質の日に素敵な発表がありました。それが「県の石」の発表です。「県花」「県鳥」などは聞いたことあるかもしれませんが、ついに「県の石」が決まったのです!
選定したのは創立120年以上の歴史を持つ日本地質学会。あなたの住む街を含む47都道府県すべての「県の石」を決めてくれました。気になって仕方がないでしょう?
そうだと思います。今回すべてを紹介するのは難しので、気になる県の石を紹介したいと思います。
①群馬県の石
まずは群馬県の県の石「鬼押出し溶岩」。すごい! めちゃくちゃ強そうなネーミング。見たことはないけどあんなに熱々な溶岩なのに燃やされたり、溶かされたりしないで押し出される鬼もすごいけど。
この溶岩は浅間山が噴火してできた溶岩で、鬼押出し園に行けば見ることができるぞ。
②新潟県の石
続いては新潟県の県の石「ひすい輝石岩」。
でました「ひすい」。漢字で書くと「翡翠」。宝石としても知られる翡翠が県の石なんてやるじゃないの新潟県!
しかも、新潟県は県の鉱物がなんと「金」なんです。うーん、まさに宝石県。宝石好きな女子を口説くときは新潟出身だと一歩リード間違いなし。翡翠が県の石なんてうらやましい。
③富山県の石
富山県の県の石「オニックスマーブル」。かっこいい名前ですね! 何かの必殺技みたいだ。そんな「オニックスマーブル」がこちら。
なんとこの石、国会議事堂建築の際に銅像台座や階段壁・階段手摺親柱などに使用されているのです。富山県の方! 国会議事堂をみたらうちの県の石で作っているんだぞ。と誇らしい気持ちになってください。
④鹿児島県の石
最後に、鹿児島県の県の石「シラス」。食べるほうじゃないよ。パッと見大根おろしと醤油かけたくなっちゃうけどかけちゃダメだよ。そんなシラスはこちら!
これは火山活動による火山灰などの噴出物が堆積してできた岩石で、鹿児島県の社会生活に深く関係している石です。
今回は県の石を紹介しましたが、いかがだったでしょうか? この他にももちろんすべての都道府県に県の石がありますので、気になった方は日本地質学会のホームページで確認してみてはどうでしょう。
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(文/小林知之・火災報知器) 参照:日本地質学会公式サイト)