「To Doリスト」に限界を感じた人がしている仕事管理法

2016/05/16 05:00

To Doリスト
©ぱくたそ

次から次へと増えていく仕事。頭の中で覚えるには、限界があることも。そんな人の強い味方が、やるべきことを書き出す「To Doリスト」だ。

だが働く人たちの中には、To Doリストを使用しない人もいる。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の仕事をしている男女649名に調査をしたところ、全体で36.5%の人はTo Doリストを使わないと回答している。


■さらに高収入になるとTo Doリストに戻る?

年収別で比較してみると、年収1,000万円以上の人は、To Doリストを利用している人が多いと判明。

To Doリスト収入別グラフ

しかしそれより一段階下の層である700〜1,000万円では、To Doリストを使わない人が4割を占めているのだ。

ある程度の収入を得た段階でTo Doリストを一度手放し、さらに収入が上がると再度To Doリストの必要性を感じるのだろうか。


■個人事業主はTo Doリスト愛用者が少ない傾向

職業別でみると、個人事業主ではTo Doリストを使わない人が多いようだ。

To Doリスト職業別グラフ

商工サービス自営と自由業では、To Doリストを使わない人が4割以上の結果に。どちらも仕事内容が幅広いが、ひとつのことに集中できるのであれば、To Doリストの必要性は感じないだろう。

ただ自由業でも複数のところから仕事を受けている人は、To Doリストで管理している人もたくさんいる。


■To Doリストからスケジュールで管理するようにした男性会社員

30代の男性会社員に取材をすると、To Doリストを愛用していたが限界を感じたという。

「To Doリストを以前は使っていたのですが、やり残しが多いのが悩みでした。会議や外出で思ったように仕事ができない場合、どんどんと次の日に持ち越し。これでは意味がないと思い、仕事のやり方を変えるようにしました」


時間管理について書かれたビジネス本をいくつか読んで、取り入れたのが次の方法だ。

「ルーチンワークはストップウォッチを使って、どのくらい時間がかかるかを調べました。そしてTo Doリストでなく、それぞれの作業にかかる時間をスケジュールに組み込むようにしたんです。


するとやり残しは、ほとんどなくなりましたね。他の予定が入っても、スケジュールとして入っていたら、どこを調整していいのかすぐにわかるので便利です」


やりやすい仕事の進め方は、人によって違うので正解はない。しかし、もしTo Doリストのやり残しが多くで悩んでいる人がいるのなら、スケジュールに入れる方法を試してみてはいかがだろう。

・合わせて読みたい→「1日3件以上」予定がある人は「バーチカル」がオススメ! 最強の手帳選び術

(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

qzoo調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の仕事をしている男女649名 (有効回答数)

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