創業者が駅名の由来!料理もできる「味の素」工場見学が楽しい

2016/06/06 06:00

「工場見学」といえば、小中学校の校外学習を思い出す人も多いかもしれないが、今「大人の工場見学」が熱い。大人だけでなく親子で楽しめる工場もあるが、さまざまな企業が顧客サービスの一環として工場ツアーを提供しているのだ。

ほとんどの工場ツアーは無料(飲食などが有料の場合あり)。ふだん見慣れた商品がつくられる過程を見ることができ、ときにはお土産までもらえたりとタダなのが申し訳なくなるほど。

しらべぇ編集部もこれまで、サッポロビールやアサヒビール、サントリーの蒸溜所、伯方の塩などの工場を取材してきた、今回訪れたのは、味の素の川崎工場だ。


■「鈴木町」という駅の名前も…

味の素1

味の素の川崎工場へは、川崎駅から京急大師線で2駅。この「鈴木町」という駅の名は、味の素の創業者「鈴木三郎助」にちなんだもの。トヨタ自動車(創業者は豊田佐吉)がある「豊田市」と同じだ。

味の素がこの地に工場をつくったのは大正3年(1914年)というから、その歴史の長さがわかる。


■3つから選べる見学コース

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こちらの工場見学は「味の素コース:瓶に充填する体験あり」「ほんだしコース:おにぎりの試食体験あり」「Cook Doコース:調理体験あり」の3種類。今回はこの5月にできたばかりという「Cook Doコース」を選んでみた。


■アジパンダがお出迎え

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駅前すぐにある「うま味体験館」で受付を済ませると、味の素の瓶でおなじみのアジパンダが。一緒に記念写真も撮ってくれる。こちらには、100年を超える味の素の歴史や製品の原材料なども展示されている。

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■みんなでつくる「料理教室」も

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その後、バスに乗って工場内に入り、製造工程を見学(工場内は撮影禁止)。続いては、Cook Doをつかった料理教室だ。はじめて会った人同士も4〜5人でグループになり、調理スタート。

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この回のメニューは、つくられる過程も見学した「回鍋肉」。案内役のレクチャーに従うので初心者でも安心だが…

・野菜は先に1分ほど炒めて油の膜をつくると、炒め上がりがシャキっとする。

・その際、4人前くらいの野菜なら下炒めを「2回にわける」と火の通りムラがなくなる


といった、 家庭の中華をレベルアップするコツも教えてくれる。


■試食タイムは「一口おにぎり」つき

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調理中、テーブルからは「ご飯があったらな〜」という声も聞こえてきたが、ちゃんと「一口おにぎり」もついてくるのが嬉しい。

みんなでつくる料理は、家庭科の授業のようで盛り上がる。


■お土産もついてきて…無料!

ここまで1時間半ほどのコースだが、最後にはお土産として製品の詰め合わせがもらえる。

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製造工程の見学・料理体験・お土産がついて、無料。昨今増えている企業による顧客サービスだが、こうした会社が増えると消費者としては楽しいだろう。


■お土産ショップには限定商品も

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・合わせて読みたい→【ウマいに決まってる】伯方の塩ソフトクリームが食べれる今治工場に行ってきた

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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