新たなインターネット用語「サイバーカスケイド」の語源とは?
脚本の作業期間に入り、普段より多めに本を読んでいる俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。こんにちは。
このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、さまざまな「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。
■こんな言葉をご存知ですか?
現在読んでいる、ネットの炎上についての本の中に面白い言葉を発見しました。 それは「サイバーカスケイド」。
インターネットの普及によって、自分に都合の良い情報ばかり選び、同じ意見を持つ人たちだけで意見交換をしてどんどん意見が過激になってしまう集団という意味の言葉です。
でも、あくまでも本連載の主旨は「語源しらべ」なのでそちらに注目していきます。
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■なんと語源は…
カスケイドの語源は「小さな滝の連なり」。それが転じて「数珠つなぎ」や「同調」という意味で使われているそうです。たしかに、小さな滝も集まれば大きな流れになってゆきます。
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■代替案を考えてた
しかし、「滝が、炎上の原因」というのは、 筆者はしっくりきません!
なぜかというと「滝は水」という概念があるためです。だって、火に水をかければ火は消えてしまいますよね。「炎上」の一種であるはずの言葉の語源が、「滝(水)」からきているなんて…。
では、なにを降り注げば、より火は燃えるのか? そう、それは「油」です。筆者には、ある人物による目に焼き付いて離れない油を降り注ぐ光景を見たことがあります。
それは「MOCO’Sキッチン」で料理をしている最中の、速水もこみちさん。あんなに油を降り注ぐ人を、彼以外には見たことがありません。
オリーブオイルでどこまで火が燃えるかは甚だ不安ですが、今後「サイバーカスケイド」の和訳は「空中からオリーブオイルをたくさん注ぐ速水もこみちさん」とするのは、いかがでしょうか?
(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)