目上に「了解しました」は失礼?国語辞典編集者のツイートも話題

2016/06/14 06:00


上司と部下
imtmphoto/iStock/Thinkstock

「了解です!」「了解しました」

ビジネスの現場や先輩・後輩の間などで、よく交わされる会話のひとつだ。しかし昨今、「目上の人に『了解しました』は無礼にあたる」「『承知しました』『かしこまりました』と答えるべき」という主張も見られる。

実際、立場が下の人からの「了解しました」は不快な印象を与えているのだろうか? しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女329名に調査を実施した。


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■「了解」が不愉快なのは2割以下

了解1

全体の8割以上は「了解しました」に不快感を感じないことがわかった。不愉快に思う人もいないわけではないが、一般的にはほぼ問題ないと考えてよさそうだ。


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■「了解NG教」は20代男性に顕著

しかし、年代によっては「了解しました=NG」の割合が高い層もある。

了解2

もっとも高かったのは、20代男性。「目上に『了解しました』は間違い」といったネットの情報に接する機会が多い層かもしれない。


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■国語辞典編集者のツイートが話題に

この問題について、先日『三省堂国語辞典』編集委員によるツイートが2万回以上リツイートされ、話題となった。

「了解です」という言い方なら失礼だが、それは「納得です」「承知です」がぞんざいなのと同じ。「了解しました」ももう少し敬意がほしいところだが、「了解いたしました」であれば敬語として十分とのこと。

問題は「了解」という漢語にあるわけではない、ということだ。

20代男性に多い「了解=目上NG」の人たちも、あらためて考えてみていただきたい。

・合わせて読みたい→【ついに決着!?】上司に「了解です」と答えるのは本当に失礼なのか?

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

qzoo調査概要】
 方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代男女329名(有効回答数)

上司コミュニケーション部下後輩敬語
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