車内飲食を注意できる?やはり「アノ人」が頼りになると判明
電車内で迷惑行為のひとつとして上がる「飲食」。車内のこもった空気の中に、飲食物の匂いが充満するとそれだけで気持ち悪くかんじる人もいるだろう。
だが一方で「迷惑だな」と思いつつも、きっぱりと注意ができるかとなると難しいところだ。では、どれくらいの人々が車内飲食を注意できるのだろうか?
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■車内飲食を注意できる人は1割以下
しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の男女1365名を対象に「電車内で飲食している人には注意するか」を問うたところ、「注意する」と答えたのは、7.4%と1割に満たないことが判明。
「電車内で大騒ぎをする」「優先席での携帯電話の使用」などはれっきとしたマナー違反となっているが、車内飲食はまだグレーゾーンの部分であるため、不快に思ってもきっぱりと注意しづらいのかもしれない。
また属性別の調査では、先生職 に就いている人ほど注意をするという結果に。先生といえば、教師や教授など「誰かを教育したり指導したり」する立場の人が当てはまる。
こうした人たちは日頃の仕事の中で、生徒が悪いことをしたら注意をすることに慣れているがゆえに、赤の他人といえど人々の迷惑行為になるなど「良くない」と感じたことは、きっぱりと注意ができるのかもしれない。
「さすが先生」とも言えるだろう。
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■車内飲食で不快になった人は……
取材班は、電車内の飲食で気分を害した経験を持つ人々にも話が聞くことができた。
「体調不良で会社から早退するときに乗っていた電車で。途中から乗車してきた人が車内でファストフードを食べだして…。匂いが強烈で体調の悪さと相まって、喉元まで嘔吐物がこみあげました」(男性・29歳)
「車内でパイ生地のようになった菓子パンを食べていた女子高生。パイの部分をポロポロと落とし、隣に座っていた私のスカートにまで飛んでくる始末。彼女が席を立ったあとの座席にも、茶色いパイ生地がたくさん落ちていました」(女性・32歳)
「車内で立ちながらカップラーメンを食べていたが、揺れたときに汁を大量に床にぶちまけていました。拭くこともなく、素知らぬ顔で降りていきました」(女性・24歳)
マナー違反としてはグレーゾーンではある電車内の飲食だが、飲食物の匂いが充満したり食べ物をこぼして汚したり…と、周囲を不快にさせる行動が多々あるようだ。
車内飲食は「迷惑になる」ということを心しておきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:「全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)