夏休みに行きたい!『名探偵コナン』のミステリーツアーが大分で
「真実はいつもひとつ!」のセリフでおなじみ、『名探偵コナン』。毎年ミステリーツアーと題した大規模な推理イベントが行なわれ、今年は大分県で開催されている。
おんせん県おおいたのロゴマークがあしらわれた浴衣を着たコナンと蘭が目印だ。内容や所要時間、そしてメインの推理の難易度はどうなのか。しらべぇ取材班は実際に参加してみた。
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■まずはキップを購入
ミステリーツアーに参加するには、ツアー対象の旅行プランか、おトクなきっぷを購入する必要がある。今回は博多発のおおいたミステリーツアーきっぷ(おトクなきっぷ)を購入。
このように、往復の特急列車と別府〜由布院のバスやJRの乗り放題(指定あり)、チェックポイントである4つの施設の入場券、そしてキットの引換券がセットになっている。まずはキットを引き換えなくてはならない。
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■キットの引き換えは3箇所
キットの引き換えは、別府駅・大分駅・由布院駅でできる。この中で由布院駅のみクリアファイルがもらえるため、コナン好きなら是非寄りたいところだ。
キットはビニール製の入れ物で渡され、そのまま首から下げることも可能。中にはビンバッヂ、地図、スタンプラリーの台紙、応募はがき、ツアーブックが入っている。
地図の裏面には乗り降り自由に含まれるバスの時刻表が載っており、かなり便利。1時間に1本しかないバスもあるため、時刻表を見ながら次の移動方法を考えるのがオススメだ。
肝心の冊子はストーリー部分が30ページもあり、ボリューム満点。この物語だけで満足度が高い。期間終了後に解答編がTVアニメで放送されるのも、参加者には嬉しいところ。
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■チェックポイントに行くと…
チェックポイントには、いろいろな登場人物からの証言が書かれている。
この裏側に証言が書かれているのだが、内容は行った人だけの秘密だ。
謎自体は、チェックポイントをすべて回れば解けるようになっている。小さい子だと若干難しいかもしれないが、親子でやっていればまず問題ないだろう。
ただ、ひとつでも抜けると解けないので「ここは行けないな」などと飛ばさないようにルートを組む必要がある。
チェックポイントは海地獄や大分県立美術館、うみたまごなど名所ばかりなので、ゆっくり観光したいところだ。 とくに高崎山自然動物園では、大量の猿がいる中に看板がある。せっかくなので、30分おきに行なわれる餌やりまで見てから下山したい。
すべてのチェックポイントにコナンたちも行っているため、一緒に行動しているような気分になってくる。
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■スタンプラリーはなかなか厳しい
謎解きとは別に、大分県内各地でのスタンプラリーも実施。このスタンプをひとつ集めるとオリジナルポストカードセットが、2個以上集めると各地の名産品が当たる懸賞に応募できるのだが…これがなかなか難しい。
ポストカードに引き換えるには、キットを手に入れ、スタンプ設置場所に行ってから大分駅・別府駅・由布院駅のどれかに戻ってくる必要がある。
だが地図でもわかるとおり、スタンプを設置しているのは、引き換え場所から離れている場所ばかり。それでも「ポストカードがほしい!」「スタンプを集めたい!」という人は改めて大分に来るか、日程に余裕を持っておいたほうがいいだろう。
コナンの世界に浸りながら、大分観光を満喫できるこのミステリーツアー。アニメのように本当の事件は起きないが、物語の謎を解き、証言を聞いているとワクワクしてくるはずだ。
このツアーは11月23日(水・祝)まで開催されている。夏休みやシルバーウィークなど「どこか旅行に行きたいな」と思ったときは、大分の応援も兼ねて参加してみてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)