名乗ればいいと思うな!〇〇ソムリエが信用できない人々
もともとソムリエとは、レストランで、専門知識をもって客にワインを選定・提供する仕事のこと。だが、近年では色々な〇〇ソムリエが登場している。
野菜、漫画、卵、星…「専門知識を持っているアドバイザー」的な意味になっているのだ。こうしたソムリエに対して、みんなどう思っているのか。しらべぇ取材班で調査してみた。
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■3人に1人は「信用できない」
その結果、38.9%の人は「信用できない」と回答。3人に1人は肩書きを疑っているのだ。
もちろん。きちんとした試験や職務経験をしないと得られない資格もある。だが、1日講習を受けたり筆記試験だけのもの、そういった資格ですらなく、自ら勝手に言い出したものも。
〇〇ソムリエが氾濫している今、その分野に詳しい人が名乗る、横文字のカッコよさそうな名前…程度に思う人も少なからずいるだろう。
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■女性より男性の方が疑いの目
性年代別で見てみるとどうなのか。
全ての年代で、圧倒的に男性が女性よりも多い割合になっている。女性をターゲットにした資格取得サイトもあり、なじみやすいのかもしれない。
また、年齢が上がると「信用できない」声が大きく、60代の男性は半数を超えているのだ。一昔前にはなかった名前。急に増えたソムリエたちに不信感があるようだ。
「ソムリエはワインしか信じてない」(40代女性)
「専門家でいいじゃないか。なんでも横文字にしたらいいと思うな」(50代男性)
「うさんくさい」(60代男性)
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■では、本人たちは?
実際に〇〇ソムリエの資格を持っている人は、どう思っているのだろうか。
「本来、ソムリエはワインのもの。難易度も高く、フランスやイタリアでは国家資格です。名乗るな! とまでは思いませんが、それによって『ソムリエ』自体が軽く見られるのは嫌ですね」(40代女性 ソムリエ)
「食べ物に関する資格が欲しくて。難易度も高くないのでありがたかったですね。民間資格なので金額が高いのが難点ですが…」(30代女性 食品系資格所有)
「資格などはなく、自分で名乗っています。ぶっちゃけ、名乗ったもん勝ちですよ。もちろんワインのソムリエのように、知識にもアドバイスにも自信を持っていますが」(20代男性)
ソムリエと検索をかけると、たくさんの種類が出てくる。その業界で専門的に生きる人向けのものから、趣味の一環? と思ってしまうものまで。興味があれば、勉強もできるので試験を受けてみても楽しいかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)