イソジンがキャラ刷新、カバからイヌへ 風俗嬢は微妙な心境
殺菌消毒薬「イソジン」のキャラクターがカバからイヌに?
米国資本の外資系製薬会社「ムンディファーマ」が7月6日、うがい薬として知名度が高い殺菌消毒薬「イソジン」に用いている動物のキャラクターをカバからイヌに変更すると発表した。
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■明治グループと和解、「イヌ」に
新しいキャラクターは、小学生「イソくん」と両親の3人家族。イソジンに「さまざまな黴(ばい)菌やウイルスから守る、守護神のような存在になってほしい」という願いを込めて採用した
カバをあしらったイソジンは、長年にわたり菓子で有名な「明治グループ」が製造・販売してきた。現在は、商標のライセンス契約終了にともないキャラクターはそのまま名称を「明治うがい薬」へ変えて売り出している。
現行の「イソジン」は、ライセンスを引き継いだムンディファーマ新たに販売しているもの。キャラクターは同じくカバで、明治から「似ている」と物言いが付いた。双方が使用差し止めの仮処分を申請し争っていたものの和解。イソジンが絵柄を変える。
■風俗業界「イソジン」伝説とは
ところでうがい薬は、風俗業界で「お口」を使う職種に就く人にとっては欠かせないアイテム。サービスの提供後に使用することで消毒を行い、感染症などの予防を図る目的でイソジンを愛用する人が多いという話をよく聞く。
いざ「お口」を求め、訪れた店内で独特の「イソジン臭」をかいだ経験がある男性も少なくないだろう。
一方、変更のニュースをチェック済みだという複数の風俗店・男性スタッフによると、店内で使っているうがい薬はイソジンに限らないという。
「カバが犬になるんでしょ。権利か何かだよね。だから、カバでもイヌでもあんまり影響はない」
「風俗店の一部には、店内に強烈な『イソジン臭』が漂っていることがあるが、たいていは業務用のうがい薬の匂い」
「ただし女性スタッフの一部には『マイ・イソジン』を持ち込む人もいる」
一般にうがい薬は、いずれも成分が似通う。同様に匂いも似通うとあって、知名度が高い「イソジン」と「風俗」との関わりが指摘され、伝説化しているようだ。
■風俗嬢の心境は?
女性スタッフも伝説を否定する。エステ店「渋谷回春性感マッサージ倶楽部」に勤める希子さん(23歳)は「エステ店なのでうがい薬は使わない」と前置きした上で、カバの引退を微妙に惜しむ。
「イソジンに思い入れはないんですけど、カバがイヌになっちゃうんですか。いろいろありますよね。きっと大変なんですね。大人の事情でいろいろあった人を癒してあげたいです」
「キャンパスサミット千葉店」のゆまさん(19歳)は、
「とりあえず、うがい薬ってまずいですよね。でも、もう慣れてきました。私はイヌ派なので、どっちかというとイヌの方を買うかもしれないです」
と話し、新人から脱してプロ意識に目覚めてきた感があるコメントと併せ、キャラクターの変更へ微妙な期待を寄せる。
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■識者の見解「しっくり」
取材に協力してくれた風俗検索サイト「kaku-butsu」編集長の岩清水大河さんは、キャラクターの変更を歓迎する立場を明らかにした。
「カバのキャラクターが犬になるのは大歓迎ですね。だって、女の子の前では私、いつも四つんばいのワンちゃんスタイルですから」
「その序章として、イヌをデザインのうがい薬を女の子が使うとすれば、私の四つんばいが今まで以上にしっくり来る感じがします!」
イソジンが、イヌをあしらった新包装で発売になるのは9月。同様の性癖を持つ人にとっては待ち遠しいところだろう。
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(文/しらべぇ編集部・前田昌宏 取材協力/kaku-butsu)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)