不倫をやめられないのはHのせい? 「カリギュラ的快楽」とは?
不倫Hから抜け出せなかった主婦
「してはいけない」と頭では理解しつつも、ハマってしまう人がいるのが不倫。危険を伴うがゆえ、通常の恋愛よりもはるかに魅力的な何かがあると言えるだろう。でなければ、誰でも簡単に辞めれるはずである。
不倫から脚を洗うことができない人間たちは、一体何に縛られているのか? その真相について元探偵目線で迫りたい。
■不倫Hから抜け出せなかった主婦
専業主婦のある女性が、同級生と不倫関係に陥っている可能性があるという相談を受けた。調査を行ない、相手男性の素性が明らかになるにつれ、調査員の間から数々の疑問の声が寄せられた。
まず疑問の声が上がったのが、浮気相手の男性がフリーターだった点だ。相手の男性は警備員。年齢は当時すでに40歳を超えており、どうやら務めていた会社が倒産したのがきっかけで警備員にまで落ちぶれてしまったそう。
さらに相手男性の容姿は、お世辞も優れているとは言えなかった。誰の目からみても、中の下といった程度の容姿であり、さらには離婚経験もあることが判明。性格の面でもあまり褒められる部分は見つからず、ギャンブル狂で素行も悪かった。
こんな男性の一体どこが良いのか? 現場の調査員は口々に疑問の声をあげていたが、調査を進めるうちに彼と不倫をする主婦の目的がわかってきたのだ。
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■不倫の快楽に溺れ
主婦が不倫デートに出かけるのは、決まって男が休みの日中だった。不倫場所となるのは彼の部屋がほとんどであるが、部屋にいる時間は2時間もないことが多い。
部屋にいる間、当然のごとく両者は不貞行為に及んでいた。それも週に2度は必ずベットを共にしているのだ。
この事実を依頼者に報告した後、依頼者の家では家族会議が開かれ、奥さんとの離婚について話し合いが行なわれた。結果、彼女は泣きながら離婚を拒んだため「なら、なぜ不倫なぜしたのか?」と、依頼者が問いかけた所、奥さんは「体の関係が離れられなくて」としぶしぶ答えたという。
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■不倫の快楽は恋愛よりも強い?
どんな不倫カップルでも、不倫を辞めれない最大の理由は体の相性にあるという。不倫を長期化させている間柄なら、お互いに結婚することはまずない。だからこそ、経済性を優先させる必要もない。また、相手へのステイタスに依存する必要もそこまでない。
ステイタスは公表できてこそ利用価値があるのだ。関係をひた隠しにする大人の不倫では、そこまでステイタスは効果を発揮しない。
しかし、体の相性が良い場合、不倫関係が継続する割合は高くなる。いや、むしろ体の相性こそが、不倫カップルを成立させる最大の原因とも言える。
また、不倫によって得られるHの快楽は、通常の恋愛よりもはるかに高いとも言われている。これは「背徳感」から引き出されるものであり、心理学の世界では「カリギュラ効果」や「吊り橋効果」として知られている現象に近い。
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■ただし将来の幸せはない?
一時的な快楽が強いものほど、将来性に乏しいのは人の世の常だろう。不倫もこの方程式が当てはまりやすい。
また、賢い多くの人は不倫に走らず、それほど賢くない人でも不倫関係を自らの手で解消している。それでも不倫から抜け出せないとなると、よほど将来についての考えがないのか、もしくはその不倫Hに味をしめてしまったのだろう。
もしも一時的な快楽に身を焦がすなら、それは麻薬に近いものだと知るべきだろう。その快楽と引き換えに手放すものはあまりにも多い。
性欲に対して素直になるのも良いが、理性を快楽が超えるということは、浮気や不倫では絶対にあってはならないことなのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・サナダテツヤ)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)