【衝撃】高円寺「無人スナック」探訪!1000円で居放題の奇妙な店とは?
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
これまで数多くの女子会を経験してきました。1回の予算はだいたい5000〜6000円くらい。ぶっちゃけ「高ぇ…」と思いつつ、雰囲気を楽しむための「場所代」だと思い諦めていました。
そんな中、ディープスポット高円寺に「1000円で居放題&持込み自由&カラオケ付き」のぶっ飛び系スナックがあり、ネットを中心に話題になっていると聞きつけ取材へ!
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■こつ然と姿をあらわしたスナック
高円寺駅より徒歩6分の「スナック萩(はぎ)」。意気込んで入店するものの無人…。壁面には「インターホンを押して下さい」と手書きの文字が。
間もなく、店主の娘であるという女性がやってきてシステムを教えてくれました。
・前払い制(1000円)でカラオケ付き、営業時間中は無制限
・台所、食器、電子レンジ等は自由に使用可(コンロはNG)
・食事は近くのコンビニかスーパーで購入のうえ持参(店内での食事提供はナシ)※瓶ビール1本サービス
さっそく近くのスーパーでお刺身のパックや、ソフトさきイカを買いこむことに。
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■レアキャラ(店主)登場
店舗に戻ると人影はナシ。はたして無人で好き勝手していいのだろうか…と不安もありつつ女子会スタート。
「他人さまの家で宅飲みしてる感」が半端なく、妙なスリルがあります。厨房に立ち、スナックのチーママ気分も味わいつつ…
ひとりの女性の姿が店の奥からあらわれ、私たちにひと言。
「焼き鳥、レンジでチンしてくれる?」
この女性が、このお店の店主だと言います(以下、ご本人の希望により「ママ」と呼称)。ママが夕飯に食べるのだという焼き鳥をレンジでチンしてあげて…
ついでにビールも注いであげて、なんかもう、一緒に乾杯ッ!
「食べて寝ようと思ってたんだけどね…」と言いつつカウンターに着席、そのままガールズトークへ。
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■ママと女子トーク
ママは50年前に汽車に乗り仙台から上京。
ご主人と共働きでサラリーマンをしつつ、このスナックの隣の敷地へ焼き鳥屋を開店。30年営んだあと、隣の店舗も買い取り20年営業を続けているんだとか。
「若い人には、自分たちで好きなものを食べて、自由にしてほしい」
という理由から、お客さんへの信頼で成り立つ現在の「超自由な貸しスペース」的な形式に近年は踏み切ったそう。常連さんだけでなく若い人が同窓会に利用するなど、不思議な盛り上がりを見せていると言います。
可愛いママとも打ち解けてホロ酔いに。最新の曲にも対応したカラオケを楽しみ、この日は3時間滞在。冷蔵庫には、お客さんの置き土産である柿ピーやお酒が入ってました。スナックって、超楽しいんだな…!
オシャレなカフェも良いけれど、ときには一風変わったスナックで非日常の宴をすることをオススメします。
【スナック萩】
住所:東京都杉並区高円寺南4-42-10
営業時間:昼13時〜17時 夜18時〜24時 年中無休
(取材・文/奈津子・亜希子)