蓮舫氏が総理を目指すと宣言 「2位じゃダメなの?」と人々は皮肉

果たして彼女の今後やいかに。

2016/08/02 07:00


蓮舫

1日、民進党の蓮舫代表代行(48)が『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日)にゲスト出演し、将来的に総理大臣を目指す意思があることを明かした。



■橋下元大阪市長の追求で発言

この日、橋下氏に都知事選に出馬しなかった理由を聞かれた蓮舫氏。さまざまな問題について激論を交わした後、橋下氏に国政への想いおよび自身の今後について追求されることとなった。

橋下氏「ある意味『一国の大統領』ともいえる都知事選挙をやめて、国政に活躍の場を見出すということは、やはり『首相』に…と思ったんですよね?」


蓮舫代表代行「えーと…今日はどこまで話せば…(中略) 野党でいることの限界、与党になったときの挑戦、政府に入ったときの限界…いろいろなものを経験してきました。それを覆すのは、やっぱりトップを目指すしかない。それは、自分の中にあります!」


という流れで総理大臣を目指すことを宣言。

たしかに、野党という立場ではやれることに限りがある。与党を目指し、やがてもっとも権力を持った総理大臣になることができれば、彼女の目指す理想の政治に近くなるだろう。

しかし、一方では皮肉めいた視線を向ける人は少なくない。それは、蓮舫氏が2009~2010年にかけて行なった事業仕分け(民主党政権下)での発言が原因だ。次世代スーパーコンピュータ開発の際に放った、かの有名な「2位じゃダメなんでしょうか?」というあれだ。

https://twitter.com/be__sukenico/status/759997985212157952

https://twitter.com/Sin_Beelzebub/status/759979449387409408


関連記事:「嫌いな政党」第1位は…支持率ランキングとは微妙な差も

■マスコミによって発言が「仕分け」された?

上記の発言は当時、大きく拡散されたが、蓮舫氏は後に弁明を行なっている。

「ナンバーワンになることが自己目的化するのではなくて、やはり国民の皆様方の税金を活用させていただいているので、オンリーワンを目指してほしい」(事業仕分け対象であったスパコン「京」が計算能力世界一を奪還した際のコメント)


たしかに、当時の議事録を見ても理研側の答弁はしどろもどろであり、「科学技術の発展がなぜ国民に良い結果をもたらすのか? それは莫大な税金を投入するに値するものなのか?」といったところが、きちんと伝えられていない印象を受けるのもまた事実だ。

今となれば蓮舫氏の真意を知ることはできないが、彼女の発言はマスコミによって取捨選択、つまり「仕分け」され、報道された。

嫌いな政党3

そんな蓮舫氏が所属する民進党だが、しらべぇの調査では「嫌いな政党ランキング」で5位につけている。一見、いい結果にも思えるが「嫌われていない=好かれている」ではないのが注意点。

むしろ、先日の参院選で勝利した自民党が一番嫌われていることからもわかるとおり、良くも悪くも「目立つ党が票を集める」という点は否めないであろう。

つまり、現在の民進党は「好きでも嫌いでもない、というかどうでもいい」というのが国民の本音なのだろう。悲しい話だが、国民は民進党にもはや期待を持っていないようだ。

蓮舫氏が総理大臣になるには、民進党が再び与党になることが必須。東日本大震災の一連の対応のまずさは、今後もしばらく人々の記憶から消えないだろうが……果たして彼女の今後やいかに。


(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1359名(有効回答数)
政治民主党調査橋下徹蓮舫総理大臣
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