『水曜日のダウンタウン』ネットで話題も意外な地域の認知度低く
2016年3月、茨城県水戸市がTBS系のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』について、BPOへ意見書を提出したことを、しらべぇで報じた。それから5か月。その間も番組のさらに攻めた企画がネットで話題だ。
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■『水曜日のダウンタウン』話題になった企画
5月31日に「クロちゃん、どこかに閉じ込められてもTwitterさえあれば助けてもらえる説」という企画を行ったが、誤情報が拡散されたことによって一般の方々に迷惑がかかったため、6月1日未明に企画の中止を発表した。
#クロちゃん救出 企画中止のお知らせ
開始以来数多くの誤情報により、関係のない一般の方にご迷惑をおかけする事態が発生しております。この状況を重く受け止め、この時点をもって企画を中止・終了させて頂きます。ご迷惑をおかけした皆様、並びに企画にご参加頂いた方々に深くお詫び申し上げます。— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) May 31, 2016
また、6月15日の『水曜日のダウンタウン 2時間SP』では、予定していた収録がすべて終わった後、博多大吉が登場し、ドッキリ企画「グラビアアイドルでも芸人の言う通りにコメントすれば面白い説」を同時進行していたと発表した。
スタジオゲストだったグラビアアイドル鈴木ふみ奈のユニークで時折失礼な発言は、イヤホンを通して全部博多大吉が指示したコメントだった。出演者だけでなく、SNSでもかなりの人数が騙された。
https://twitter.com/tv_rakugaki/status/743087332048306177
鈴木ふみ奈嫌いになりかけてたけど謎が解けたわwww
なにこのどんでん返しww— たび☆*。彡 (@tabibi1122) June 15, 2016
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■番組認知度は関西で低め
ギリギリの企画が好評な番組は、どんな層が認知し、支持しているのだろうか。しらべぇ編集部は全国の20~60代男女1,376人を対象に調査を実施。『水曜日のダウンタウン』を知っているのは61.5%だった。
詳細を調査すると、エリア別で意外な差が判明した。近畿エリアの認知度が52%で他と比べ低い。関西出身のダウンタウン。もちろん番組を知っている人が多いと予想していたので驚きだ。東京のテレビ局制作であることが影響しているかもしれない。
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■年収が高いほど番組をよく見ている人が多い
また、番組をよく見ていると回答したのは全体の10.6%。年収が300万未満の人では10%に満たないのに対し、700~1,000万は約15%、1,000万以上は20%と金額につれて高くなっている。
高所得者が忙しい時間を縫ってでも見たいと思うのは、番組の質が高い証拠だろう。実際、2015年7月放送の「徳川慶喜を生で見た事がある人 まだギリこの世にいる説」が、優秀番組を讃える『ギャラクシー賞月間賞』を受賞している。
8月3日の放送では、バイキング・小峠が芸能人の名前に入っている食べ物だけでの生活に挑戦し、サンドウィッチマン、ものまね芸人のみかん、アイドルユニット生ハムと焼うどんらが出演する。
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(取材・文/しらべぇ編集部・京岡栄作)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)