一分間数千発の弾を発射する手持ちガトリングガン「XM556」が激ヤバ
ガトリング銃、あるいはガトリングガンと呼ばれる多砲身の機関銃。アクション映画などフィクションの世界ではおなじみのウェポンであり、ゴツい大男が派手にプッ放したりしているが、現実にはデカいわ重いわで個人が簡単に運用できるシロモノではない。
しかし、現在開発中の「XM556 Microgun」は、1分間に数千発というガトリングガンの特徴は維持したまま、手に持って運べるというポータビリティが話題になっている。
■大型銃と同程度のサイズ感
テキサス州にあるエンプティ・シェル社が開発を進めている「XM556 Microgun」は、5.56mm弾を発射するガトリングガンとしては世界初の手持ち式を採用。
全長は22インチ(約56センチ)と短く、重量は16ポンド(約7.3キロ)しかないため、映画に出てくるようなマッチョメンでなくとも持ち運びが可能だ。
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■空包でもすさまじい勢い
テスト射撃を行った映像では、数メートル先にある紙のターゲットに対して発砲。このテストでは空包を使用しているためターゲットがボロボロになることは無かった。
とはいえ、毎分数千発という速度で砲身から放たれる火薬ガスの勢いはすさまじく、ターゲットが大きくめくれあがるほどだった。
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■こんな簡単に持ち運べて大丈夫?
銃の所持が禁止されている日本に住んでいると、ピストル一丁見つかっただけでも大事だ。しかし、海外の銃犯罪のニュースを聞いていると銃乱射事件などの犯人がショットガンやグレネードでフル武装していたりして驚くことがよくある。
最先端の兵器はロマンもある反面、こんな手軽に持ち運び可能な重火器が危険人物の手に渡ったらと思うと……うーん、怖すぎる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)