【終戦記念日】靖国神社とともに訪れたい千鳥ヶ淵戦没者墓苑

2016/08/15 09:30

靖国神社1

今日は8月15日。日本がポツダム宣言を受諾して無条件降伏した、71回目の「終戦記念日」だ。第二次世界大戦までに戦死した軍人・軍属などを祀る靖国神社では、毎年、首相や閣僚による参拝がメディアの注目を集める。

しかしそれだけではなく、戦没者の遺族やその子孫、また一般の人が慰霊のためにお参りする姿も多く見られる。なお、境内は「ポケモンGO禁止」と掲示されているので、参拝の際は厳かな気持ちでゲームのことはいったん忘れよう。

靖国神社2


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■近くの千鳥ヶ淵戦没者墓苑も忘れずに

上記のような報道の結果、「終戦記念日といえば、靖国神社」という印象が強いかもしれないが、もし参拝したなら、すぐ近くにある「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」にも足を伸ばしてみよう。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑2

靖国神社に祀られているのは、氏名がわかる246万6千柱以上の戦没者で、そのうち230万柱以上が満州事変から太平洋戦争で亡くなった方。

一方の千鳥ヶ淵戦没者墓苑には、身元不明もしくは引き取り手がなかった35万8千柱以上の遺骨が保管されている。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑3

終戦記念日には慰霊の式典が行われ、安倍首相などの閣僚や与野党の国会議員も出席。皇族や外国の高官も参拝に訪れることがある。

無宗教の追悼施設であり、こちらへの参拝がメディアの批判を受けることはない。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑1


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■千鳥ヶ淵の緑が美しい

千鳥ヶ淵

靖国神社(靖国通り)もしくは九段下駅からは、桜並木の散歩道も整備されている(散歩道は、春には花見の名所だ)。

今年は、「戦後70年」節目の年だった昨年と異なり、またリオ五輪の報道が多いせいか、メディアの注目度も高くない。だからこそ、静かに歴史に思いを馳せる一日としたい。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑4

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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