ひと駅で73円も変動 山手線駅別「生ビール平均価格」を調査
街歩きをしながらメニューの値段を眺めつつ、気になる店に入ってみるのも楽しそうだ。
連日、猛暑が続く東京。本記事では、土地勘のある人も無い人も酒飲みならば誰もが気になる「山手線駅別の生ビール平均価格」について、最新の状況を調査した。
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■圧倒的にビールが高い街、恵比寿
各駅の比較でもっともビールの平均価格が高くなった駅は「恵比寿」の601円。エビスビールの工場があったことからその名が付いたというこの駅は、サッポロビールの本拠地としてもビールのイメージが強い駅だろう。
周辺の飲食店も、オシャレで高価格帯の店舗が多いことが影響しているようだ。
つづく2位が「東京」の587円、3位は「有楽町」の570円、4位の「品川」と5位の「新橋」がともに568円であることからも「恵比寿」は生ビールの平均価格で、アタマひとつ抜きん出て値段の高い街になっていることがわかる。
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■最安値は448円! 山手線は「北」をめざせ
生ビールがもっとも安く提供されている街はどこなのだろう? 価格の安い順に駅名をあげていくと、「田端」の448円を筆頭に、「駒込」が463円、「巣鴨」が469円、「鴬谷」「高田馬場」が485円と、いずれもワンコイン以下で生ビールにありつけることがわかった。
これらの街は、山手線を南北にわけてみると、見事に北側に集中。最高値の「恵比寿」と最安値の「田端」の価格差は、なんと153円! 庶民的な価格で1杯やりたければ、山手線の北側エリアの駅周辺を散策してみるのが良さそうだ。
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■ひと駅違うだけで73円も変動…
山手線には電車賃を払ってでも、隣の駅で呑んだ方が安く楽しめそうな駅が、複数存在する。そんな隣接エリアとの格差が激しい駅をいくつか紹介しておこう。
その筆頭は、「新宿」。 「新宿」から「新大久保」へとひと駅移動するだけで、ビールの平均価格は73円も安くなる。同様に、「東京」から「神田」へとひと駅移動した場合にも、ビールは平均72円安くなる計算だ。 同じことはビール最高級地帯「恵比寿」にも言える。
「恵比寿」から「目黒」へとひと駅移動すれば、ビールの平均価格は62円安くなる。山手線のひと駅は、歩けない距離ではない。街歩きをしながらメニューの値段を眺めつつ、気になる店に入ってみるのも楽しそうだ。
【調査概要】 2016年8月にインターネットに掲載されていた山手線沿線の全4,326件の飲食店の生ビール中のジョッキ価格の情報を元に、山手線沿線の生ビール中ジョッキ1杯の平均価格を算出。また、駅ごとに、生ビール1杯の平均価格を算出し、可視化。
(取材・文/かっこ株式会社・成田武雄)