地方で困った!驚いた!路線バスのあるある3選
のんびりした旅の手段として静かなブームとなりつつある路線バス。人気の旅番組ではさまざまなハプニングに見舞われながらもハッピーエンドを迎えるのがお定まりだが、実際に旅してみると都会ではあり得ないハードルが待ち受けていることがある。
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①閉ざされた時刻表
地方の路線バスは、本数がそれほど多くない。その割には、公式WEBサイトで調べても運行時刻がよくわからないこともざらだ。
それなら仕方ないと、現地に来てからバス停で時刻を確認しようにも、初見なら「このバス停は廃止したのだろうか」と思ってしまうような仕様のバス停も多い。
写真のバス停は時刻表が掲示されていない。風で飛んだのか誰かのいたずらか。それでもバスはやって来る。日常的に使っている人は困らないということなのだろうか。
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②前払い?後払い?
地方でよく見かける小型のバスには、ドアが1つしかない「前乗り前降り方式」が多い。車両の前部にあるドアから乗り込むと運賃箱がすぐそこにあるので、つい運賃を支払いたくなる。
あわてて財布を取り出すなどもたもたしていると、「後払いですよ」とやんわり、あるいは多少のイライラを込めて運転士から声がかかり、ばつが悪い思いをすることもある。
バス停に簡単な説明書きでもあれば、あわてずに済むのだが。
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③BGMが「ド演歌」「アニソン」
都会のバスでは考えにくいことだが、地方の路線バス車内は乗客の少なさもあって、運転士のマイサロンと化していることがある。
途中のバス停から知人が乗り込んで来たりすると、運転ついでの世間話に花が咲くことも。ときには、BGMにAMラジオが流れていることまである。
閑散とした車内に好むと好まざるにかかわらず響くのは、演歌や歌謡曲、アニメソングなど。半ば強制なので何とかしてほしいところだが、どんな曲がかかろうとも運転士も高齢者が目立つ乗客も、気に留めるでもなくバスは走る。
バスには、ローカルルールがバスの数だけあるといっていい。その土地ならではの「らしさ」が次第に薄れつつある昨今、手っ取り早く旅情を感じ取りたいなら、路線バスに乗ってみるといいだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・上泉純)