夏の思い出を残したい!花火をきれいに写真におさめるコツ
夏も終盤に近づいてきたが、全国ではまだまだ花火大会の開催が予定されており、思い出を写真におさめたいと思っている人もいることだろう。
しらべぇ編集部では、花火を写真におさめる際のポイントを紹介しよう。
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■まずは場所の選定が重要
花火が打ち上がる場所を確認し、三脚を置いて撮れる場所をあらかじめ確認しておく必要がある。花火大会は人が多いため、邪魔にならない場所で撮ることが大切だ。
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■花火写真を上手に撮る方法
【撮影に必要なもの】
・カメラ:一眼レフカメラなど、バルブ(B)やマニュアル(M)モードで、シャッターの開放時間を自分で決められるカメラ。
・三脚:暗いなか打ち上がる花火は手持ちで撮るとブレてしまうため、きれいに撮るためには必須。
・レリーズ:有線シャッター。カメラ自体のシャッターに直接触れなくてもシャッターが切れる。三脚を使っているとはいえ、きれいな写真を撮るためにはブレは禁物。高くても3,000円程度で買えるため、持っておくとよいだろう。
【カメラで撮影する際の注意点】
・フォーカスはマニュアル設定に:AF(オートフォーカス)は、カメラが自動的にピントを合わせてくれる機能。暗いなかで撮る花火の場合は「MF(マニュアルフォーカス)」に。
・ISO感度は低く:ISO感度とは、光を感じる感度のこと。ISOを低くしただけで普通に撮ると暗くなってしまうが、それを補うために明るさはF値で調整する。「ISOは100」に設定。
・絞り(F値)は花火の明るさで変える:距離やレンズにもよるが、花火の明るさによってF値を変える。基本は「F8〜F11」、明るい花火の場合は「F13〜F22」で調整。
・シャッタースピードはB:バルブ(B)で、シャッターを切るまでの時間を自分で決め、1枚の写真内におさめる花火を決める(シャッターを押している間開いたままになり、離すとシャッターが切られる)。
■実際に花火を撮ってみた
この写真は露出時間が5秒ほど。次々とあがる小さな花火だったが、シャッターを切る時間を長くすることで、1枚の写真にたくさんの花火を写すことができる。
遮光紙を使うと、さらに多くの花火を1枚におさめることが可能となる。シャッターを押し、花火があがっているときには遮光紙を外してカメラにおさめ、次の花火があがるまでの間は遮光紙でカメラのレンズを塞ぐ。慣れてきたら試してみるとよいだろう。
花火の全体を写すだけではなく、ズームして撮ることで花火の細部まで写すことができる。
また一味違った花火の写真になり、アーティスティックな写真にすることも可能だ。
上記の点を気をつけてほしいが、ぶっつけ本番になってしまうことは否めない。
カメラに興味がある人は、いろんな写真を撮ってみることで段々とコツがつかめてくるはず。ライトを自分の顔に当てることで、花火と一緒に写真に写ることもできるようにもなるだろう。
美しい花火の写真にするためにもっとも重要なのは、まず「撮ってみる」ことなのだ。今年開催される残りの花火大会に行く人は、ぜひ挑戦してみてほしい。
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