人生勝ち組って何が基準?若い世代に読んでほしい調査結果
SNSの普及にともない、そこで他人の人生を覗き見る機会が増えた。口にはしなくとも「勝ち組」だとか「負け組」だとか、自分と他人の人生とを比較して評価していないだろうか?
世間はいったい何を基準に勝ち組だと思うのか。しらべぇ編集部では、全国の男女1,663名に調査を行った。各年代で特徴が見られたので紹介したい。
■金持ちとリア充が勝ち組だと思う20・30代
・彼女もいて友達もたくさんいて日常でリア充している人。(男性20代)
・お金を持っていて人間性も評価されている人。(男性20代)
・社会的には誰が見ても良いと思われる会社に属し、収入においても他よりもはるかに多い額を得ている人。(男性30代)
・男からモテモテで、お金もある人。(女性30代)
・高収入の相手と結婚して良い家に住み、子供がいて、海外旅行に行く余裕があるような暮らしをしている人。(女性20代)
「幸せな家庭を持つこと」や「好きなことをしている」など心の充実感を重視している人も中にはいるのだが、上記のように収入などの現実的な回答が多く見られた。
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■精神的余裕がある人が勝ち組だと思う50・60代
・ある程度の年齢まで仕事をしたら、あとは仕事からリタイアしても普通に生活ができて趣味などに没頭でき、家族にも恵まれて生活できる人たち。(50代男性)
・金持ち・高地位ではなくても、毎日を有意義に楽しく過ごしている人。人間の欲には限りがないので…。(男性60代)
・死ぬ間際に「いろいろあったけど幸せだった」と思えることができる人。(女性50代)
年齢が上がるにつれて、富と名声だけが勝ち組ではないとの考えに切り替わる人が目立った。社会の荒波に揉まれ、出世レースから離脱し定年後を見据える50代にもなると、明らかに意見が変化している。
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■勝ち組・負け組は判断できない
また、中には勝ち組と負け組の判断ができないという意見もあった。
・勝ち組と負け組の判断基準は特にない。ただし、自分は人生の勝ち組と思っている人は見かける。それなりの出世を根拠にしているように思うが、みっともないと思う。(男性60代)
・それぞれの考え方により違うと思う。個人的には自分が幸せだと思う人は勝組だと思う。(男性60代)
・人生に勝ちも負けもない。ただ、努力もせずに自堕落に過ごした結果「おちこぼれ」になる人はいるかも。(女性50代)
・自分が満足していれば、勝ち組負け組は他人が判断すべきでない。(女性50代)
現代人は、なにかと他人と比べてしまい、自分がどの位置にいるのか無意識に考えてしまいがちかもしれない。だが、この「勝ち負け」を決めていること自体が不毛なことだと言えそうだ。
人生の勝ち負けにこだわるのではなく、自分らしい人生を精いっぱい送ろう。
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(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,663名(有効回答数)