本日Mステ出演ELEVENPLAYのMIKIKOが閉会式で魅せた3つのテクノロジー
本日、テレビ朝日系「ミュージックステーション 2時間スペシャル」にELEVENPLAY × Rhizomatiks Researchが出演する。
ELEVENPLAYは、リオ五輪閉会式「トーキョーショー」総合演出MIKIKO率いるダンスチームだ。MIKIKOは広島出身。高校からダンスを始め、20歳でPerfumeの振付を始める。
28歳で演出した公演がきっかけで、ニューヨークで本格的に演出を1年半勉強。帰国後はBABYMETALなどの演出・振付も行っており、ファンからもMIKIKO先生と呼ばれている。
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■トーキョーショーで使われたテクノロジー
目新しい演出が目立ったトーキョーショー。じつは、PerfumeやELEVENPLAYのステージで使われていた技術が多い。
それらは制作チームのチーフテクニカルディレクター真鍋大度や真鍋が所属するメディアアーティスト集団「Rhizomatiks Research」によるものだ。
①パーソナルモビリティ
冒頭のセグウェイ風乗り物20台。通称「パーソナルモビリティ」を使った演出は、ELEVENPLAYの公演で行った。
2015年12月の公演『border』では、動きをプログラムされた車椅子型モビリティ「WHILL」に観客が座り、10台同時にいろんな速さや動きで舞台上を移動しながら、装着したヘッドマウントディスプレイを通して同じ舞台上のダンサーを鑑賞するもの。
閉会式のモビリティは動きに個体差があったため、人の操縦と自動の両方の可能性がある。
②超高速カメラワーク
東京五輪の競技が浮かび、カメラが超高速で動く映像。2015年3月、世界最大級フェス「SXSW」でPerfumeのライブに使われたシステムだ。
会場の3Dデータを使い、カメラの映像同士を繋ぎながら入れ替わる。当時、どう撮影するのかと国内外で話題になった。
③光るワイヤーフレーム
フレームが光る演出は、2012年、Perfumeの曲『spring of life』にルーツがある。
ミュージックビデオで使用した衣装を光らせるための配線は、同じ年の紅白歌合戦でワイヤレスに。ステージでも実用的なシステムになった。
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■東京五輪の演出は彼女らの手がけるステージに鍵がある
今後、MIKIKOや真鍋大度らの手がけるステージを見れば、東京五輪の演出のヒントがあるだろう。
2014年2月、デジタルクリエイターのプレゼンイベント「FITC TOKYO」に登壇したMIKIKOは、
Perfumeは一回やったことをやらないと決めている。自分たちが作りながら刺激を受けていないとやっぱりファンの人にも伝わらないと考えている。
と話した。しらべぇの調査では、Perfumeのライブに行ったことがあるのは7%台。今後割合はさらに増えるだろう。
なお、ミュージックステーションでは、ドローンを使った演目「24 drones」を予定。Youtubeで見ることもできるがバージョンアップもおおいにありうる。今夜のパフォーマンスに期待したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・京岡栄作)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)