既婚者とここが違う!未婚者は何があれば結婚できるのか
結婚適齢期を過ぎた未婚者や生涯独身者が増えていると、新聞などで目にする機会が多い。
便利な調理食品が手に入るので独身男性も食に困らない、生活の基盤となる給料が下がった…などが理由として報じられている。
しらべぇ編集部では、それ以外に未婚の要因がないのか調べてみた。
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■あらためて未婚者の率を比較
男女年代別に未婚者の率を表したのが次のグラフ。
20代で男性未婚者は89.4%、女性が77.3%、40代でも男性が47.0%、女性は34.3%が未婚という結果だ。
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■未婚者の自己評価
「モテるかモテないか」では、20~30代の男性既婚者は34.5%が自分は「モテる」とする。一方、未婚者はそれよりも18ポイント以上も低い16.3%にとどまる。
女性はというと、既婚者の自分は「モテる」の回答は35.3%で、未婚者が31.1%なので大差ではない。
男性は「モテない」という理由で消極的になり、女性は「モテなくはない」が「いい人」を選びすぎている可能性がありそうだ。
モテない自分に足りないのは? 男性「容姿よりアレがほしい」での質問「もしあなたに○○があったら自分はモテると思うか?」の「〇〇」の部分を男女別に集計したのが次の結果。
男性の未婚者は既婚者に比べ、「収入」を多く挙げている。一方、女性は「ルックス」が圧倒的で既婚者がとくに高い。女性の「ルックス」に自信がない人はむしろ既婚者に多いのだ。
容姿が悪くないのに未婚の男女はたくさんいる。「容姿の問題で結婚ができない」ことはほとんどないと、既婚者の回答結果からもわかるだろう。
気になるのは、男女とも「積極性」への回答率が低いこと。すでに「積極的である」か「積極性は結婚とは無関係」と考えているのか…。
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■積極性よりも重要なことは…
次の結果が解になる。
20~30代の既婚男性では16ポイント以上、女性でも12ポイント以上も「惚れっぽい」の回答が未婚者よりも高いのだ。
惚れてしまえば「積極性」が生じ、服装や化粧、髪型などにも気をつかうようになる。それが容姿への自信を育む場合も。反対に惚れなければなにもはじまらない。
ルックスや収入のことはさておき、多少無理をしてでも「積極的に恋する・惚れる」ことがその後につながるのは間違いなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)