厳しい夏でもエアコン設定温度「28度」で我慢できる人って?
省エネのために、夏のエアコンの温度設定は28度が最適らしい。しかし実際にやってみると、涼しいと感じられず、汗ばんでしまう。
じつは、熱中症にかからずにすむギリギリの温度が28度なのだそうだ。本当にみんな省エネ温度で我慢できているのだろうか?
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■女性は暑さに強い
しらべぇ編集部が調査したところ、女性の46%は28度の設定温度を守っていて、男性は34%。12ポイントの差がついている。
男性がオフィスの空調を操作すると、女性陣から「寒すぎる」と不満が出るものだし、女性は暑さに強いのかもしれない。
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■さらに我慢強い女性とは?
さらに調べてみると、女性のなかでも、さらに暑さに強い人がいた。ヒモとつきあったことがある人の、なんと56%がエアコンの温度設定は28度だと答えている。
ヒモと暮らしていたことのあるAさんは、
Aさん「我慢強いのではなく、彼が働いてくれないからお金がないんです。少しでも光熱費をうかせたいじゃないですか。とはいっても私が働いて留守にしている間は20度ぐらいに設定してたみたいですけど」
節約志向と我慢強さの相まった結果がこの数字なのだろう。
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■社畜は温度設定にも黙って従う
しかし、男性でも女性と同じぐらい我慢強い人々がいる。「自分は社畜だ」と思っている人の44%も、設定温度28度で文句を言わずに過ごしているようなのだ。
繁忙期は休みなしが当たり前なブラック企業で働くBさんに聞いてみると、
Bさん「休日出勤の命令を断れない僕が総務省の通達に逆らえるわけないじゃないですか。実際、電気代がかなり安くなりましたし」
と、悲鳴に近い言葉が返ってきた。そこで、いくら節約になったかと聞くと、なんと1ヶ月5,000円とのこと。
Bさん「エアコンの設定温度を上げているのと、家にいる時間が短いんで、ほとんどエアコンつけないんです」
省エネしたければ、エアコンの設定温度を上げるより、ブラック企業に勤めるほうがよいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・上江洲規子)