妻の収入が多いとうまくいかない？理想と現実が見え隠れする結果に…

男女

2016/08/28 08:30

元俳優の高知東生容疑者が、覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは記憶に新しい。高知容疑者と元妻の高島礼子は「おしどり夫婦」として知られていたが、同時に格差婚とも言われた。

一般的に、格差婚は離婚率が高いともいわれている。しらべぇ編集部では、全国の男女1,375名に「夫より妻の収入が多いと夫婦仲がうまくいかなくなると思う」かどうかの調査を実施した。

■働き世代の男性は女性に稼いで欲しい？

すると、全体では25.9％の人が「うまくいかない」と回答。多くの人たちは、「たとえ妻のほうが収入が多くても夫婦仲には関係ない」と思っていることが判明。

だが性年代別で見ると、働き盛りの30代で夫婦の収入格差を気にする人は2割と低く、逆に50代は昔ながらの考えが根付いているのか、3割を超える高い数値となった。

興味深いのは、グラフでもわかるとおり全体的に女性のほうが「妻が稼いでいるとうまくいかない」と感じる人が多いということだ。

一方で、20代〜40代の男性は「女性に稼いでほしい」と願っているとも思える数値になった。

編集部では、実際に夫より妻の収入が多くて離婚した40代女性に、どういう点でうまくいかなかったのか取材をしてみた。

「結婚する前まではお金なんて関係ない、愛情さえあれば問題ないという気持ちで結婚しました。

しかし実際に結婚してみると、自分のほうが稼いでいると何かと強気になることが多かったのではないかと思います。旦那のアラ探しを無意識にしてしまっていたかな、と。

そうしていくうちに、元旦那は私に対して頭が上がらなくなりました。最終的に、旦那の浮気が発覚して離婚することに。当時は浮気をした旦那を責めましたが、今思えば自分も悪かったのではと反省しています」

女性に稼いでほしいという男性の理想が見え隠れするが、彼女の話を聞くと現実は思ったほど甘くないようだ。

男女平等社会になり女性が社会進出をするようになっても、男女間の根本的な心理をお互いに掴むことができないことには、夫婦仲もうなくいかないのだろう。

（取材・文／しらべぇ編集部・ニートgoma）