特撮の金メダル!?獲得枚数よりも気になる特撮作品のメダルとは
こんにちは、モノブライトのベース、出口です。
世界中が注目し、大熱狂のうちに幕を閉じた2016年リオオリンピック。
閉会式では2020年の東京オリンピック引き継ぎ式に日本のマンガ、アニメキャラクターとともにゲームキャラクターに扮した安倍首相が登場し大きな話題を呼び、4年後への期待が大きく膨らみました。
開催中、最も日本を沸かせたのが日本勢初のメダル獲得がかかった競技でしょう。
心身ともに極限まで鍛え抜き、正々堂々とぶつかる選手たちの姿は興奮と感動なくしては見られません。
結果、日本のメダル獲得数は、金メダル12、銀メダル8、銅メダル21、合計41個と日本最多獲得数となりました。
メダルと言えば、特撮にもメダルが重要なアイテムとなっている作品があることをご存知でしょうか?
今回は、メダルにまつわる特撮作品をご紹介しましょう。
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■戦士の証、メダルで変身するヒーローたち
特撮ヒーローはさまざまなガジェットを使って変身しますが、メダルを用いて変身するのが恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992年放送)です。
<恐竜戦隊ジュウレンジャー 戦隊職人ダイノバックラー>
ジュウレンジャーが変身の際に使用するアイテム「ダイノバックラー」の中央には、各メンバーがモチーフとしている恐竜のレリーフが刻まれたメダル「守護獣メダル」が装着されています。
このメダルには人間の治癒力を高める力や、仲間を異次元から脱出させる不思議な力が宿っています。
バックル状の本体にメダルを装着するシンプルな構造の変身アイテムですが、シンプルゆえに飽きのこない強いデザインが特徴です。
忍者戦隊カクレンジャー(1994年放送)の変身アイテム「ドロンチェンジャー」にも各メンバーそれぞれのシンボルマークのレリーフが入ったメダルが用いられています。
<忍者戦隊カクレンジャー ドロンチェンジャー>
ジュウレンジャーの守護獣メダルに比べるとシンプルなメダルですが、時代劇感のある印籠型の本体との相性は抜群にクールでスタイリッシュ。
カクレンジャーははじめから海外展開を視野に入れて制作されているので、トラディショナルな日本的な要素(忍者は海外では大いに受ける)を意識的に取り入れています。
カクレンジャーのロボット「無敵将軍」は、お城をモチーフにする振り切りぶり。
他にメダルを用いるヒーローは忍風戦隊ハリケンジャー(2002年放送)がいます。
カクレンジャーと同じ忍者モチーフで、変身アイテムにメダルが使われている点は、忍者戦隊の歴史は受け継がれている、と言う見方ができます。
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■熾烈なメダル争奪戦!
メダルを単なるアイテムではなく物語の本筋に組み込んで大々的にメダルの争奪戦を描いているのが仮面ライダーオーズ(2010年)です。
<仮面ライダー SUPERBEST 変身ベルト DXオーズドライバー>
劇中には「オーメダル」と呼ばれる2種類のメダル、「コアメダル」と「セルメダル」が存在し、主に重要になっているのはコアメダル(力が強いメダル、という解釈でも良いかと)であり、このメダルを奪い合うのが物語の本筋になります。
最終的にコアメダルは数十枚、セルメダルも合わせると数千、数万枚以上が登場するオーメダルは、玩具展開でも大ヒットを記録します。
メダルのコレクションにとどまらず、メダルに内蔵されたICを読み込む筐体ゲーム「ガンバライド」での使用目的など、発売と同時に品切れが続出。
「やっとの思いで手に入れる喜び」は、メダルだからこその実感があったに違いありません。
現在でもメダルを使ったゲームは大人気を博しており、仮面ライダーの筐体ゲーム「ブットバソウル」が今夏から全国で絶賛稼働中なので、お見かけした際は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
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■メダルとは何か
オリンピックにおける金メダルは、文字通り世界の頂点に立ったことの証。
しかし、金メダルを取ることの重責を背負い、全力で自分のため、そして自国のために戦う選手の皆さんの姿は時に熾烈を極めます。
選手の家族、友人、恋人、師匠、全力で応援する大勢の国民、この人たちが死力を尽くして戦った選手に送る賞賛と「ありがとう」という気持ち、これが本当の金メダルなのだと思います。
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(文/モノブライト・出口博之)