マクドナルドがついにセルフ化!実際の利用者の声は意外にも…
最近、「迷走している」といわれることも多いマクドナルド。
高単価メニューを販売したり、レジ前のメニュー表をなくしたりと、「おいおい、マクドナルドに行かなくなるよ」と消費者離れが起こることもあった。
ただ、最近は利便性も良くなり、メインターゲットのファミリー層や学生だけではなく、「提供までが早い」「片手で食べられる」「wifiや電源が利用できる」という消費者が望むものに寄り添い、仕事熱心で多忙なビジネスマンの利用も急増中だ。
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■マックにセルフ式レジが登場!
そんな「早い」という点で、ますますマクドナルドの利用が伸びそうな「タッチタイプ式のセルフレジ」が登場した。
米国など海外では既に導入されているが、日本では現在、大森駅北口店のみだ。ただ今後は、関西、中京、東北にも続々導入予定となっている。
利用者からは、
「スピーディーに購入ができて、時間の無駄がない」
「ミスオーダーのイライラともおさらばできる」
「コミュ障にはうってつけ!」
というポジティブな感想がある。その一方で、
「遂に人件費削減なのか!」
「スマイルゼロ円はなくなるのか」
と、危機感や寂しさを感じている声もあるようだ。
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■セルフレジは本当に早くて便利? 実際の利用者の声
実際に、マクドナルドのセルフレジとはどんなものなのだろうか? しらべぇ取材班はその実態を調査するために、大森駅北口の目の前にあるマクドナルドを訪れた。
同店には、3台のセルフレジがある。もしセルフレジよりも店員さんから購入したいようであれば、一歩奥にはレジカウンターも。
意外にもセルフレジのほうが空いているのは、会計が電子マネー「iD(NTTドコモの電子マネー)、楽天Edy、WAON」のみ利用可能で、現金やPASMO等は使えないのが理由としてありそう。
セルフを利用しているのは、20代〜30代デジタルネイティブ世代が目立ち、ファミリーや年配者、そしてスマホ世代の10代の利用はあまり見られない。
操作は、購入したいメニューをタッチパネルで押すだけで簡単だ。チェーンの牛丼屋やうどん屋にもあるタイプなので、とくに迷うこともなく購入できる。
注文が完了したら、自分の番号が呼ばれるまでしばらく待つ。
ものの数分で、オーダーした飲み物が提供された。
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■セルフレジは便利! だけど…
セルフレジの物珍しさや、提供までのスピード求めるためにセルフレジが混み合っているかと思いきや、意外にもカウンターレジから購入している人が多い。
先述した「利用できる電子マネーを持っていない」の他にも、
「客側からしてみたら、どちらで購入してもスピードはたいして変わらない」
「機会で頼むのは何だか味気ない」
などの理由があると考えられる。
今後も続々導入されるであろうマクドナルドのセルフレジ。確かに便利ではあるが、利用者のこうした懸念を見直すことが必要になるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)