ポジティブ人間が嫌い!そう感じているのは30代女性
一般的に、なんでもポジティブに考えている人間ほど幸福度が高いといわれる。逆に物事をネガティブにばかり捉えると気が滅入ってしまい、不幸を招くとも。
社会人になるといいことよりも嫌なことが多く、段々と物事を否定的に考えてしまいがち。そして、何事にもポジティブに生きている人間に対し、敵意のようなものをもってしまう人もいるとか。
■なんでもポジティブな人間が嫌い?
そこでしらべぇでは全国の男女に「なんでもポジティブな人間が嫌いか」聞いてみた。
結果「嫌い」と答えた人は約2割で、圧倒的にポジティブ人間を支持する声が多いことが判明。やはりネガティブ思考よりも前向きな考えをもっているほうが好かれるようだ。
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■世代別に見てみると…
「ポジティブ人間が嫌い」と答えた人を世代別に見てみると…
30代女性が31.3%ともっとも嫌っていることがわかる。理由は不明だが、ネガティブにならざるをえない環境におかれている女性が多いのかも。
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■それぞれの意見は?
ポジティブ、ネガティブそれぞれを支持する人に意見を聞いてみた。
<ポジティブ派>
「やっぱり友達になるなら、ネガティブよりポジティブ。話していて力をもらえますからね。酒の席で後ろ向きな話されてもムカつくし、テンション落ちちゃいますよ。
自分がネガティブ気味なこともありますが、なるべくそういう人間とはつきあいたくありません」(30代男性)
「元々ネガティブ思考だったのですが、やっぱりそういうことをずっと考えているうちに心がどんどん落ちてしまって…。悩んで友達に相談したら、『ネガティブをやめたほうがいい』とアドバイスをうけました。
半信半疑で無理にでもポジティブ思考をするよう心がけたら、だいぶ楽に生きられるようになりました。やっぱり気のもちようって大事だと思います」(20代男性)
<ネガティブ派>
「なんでもかんでも前向きでポジティブって嘘くさいような気がします。人間なら嫌なこともあるし、愚痴りたいことも文句をいいたくなることもある。
そんなとき、ネガティブな気持ちをストレートにぶつけてくる人のほうが、信頼できるように思うんです。ポジティブなことしかいわないのはキレイごと、建前って感じがして嫌です」(30代女性)
「腹を割って話そうといっているのにポジティブなことばかりしか発言されないと、信用されていないのかなと感じてしまいます。
ネガティブすぎるのもだめだと思いますが、ポジティブ一辺倒もよくないですね。将棋棋士の谷川浩司九段がおっしゃられていましたが『現状は悲観的に、将来は楽観的に』がちょうどいいのではないでしょうか」(40代男性)
捉え方によって、印象がまったく変わるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)