イジメ防止にはシミュレーションが必要【溜池ゴローの子育てコラム】

コラム

2016/09/07 21:00

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毎年、この夏休み明けの時期になると、18歳未満の学生の自殺が多いという話題が出てくる。そして、子供たちの自殺の原因が「いじめ」によるものであることが多いという。

新聞などでそういった記事を読む度に、亡くなった子の親の気持ちを考えて胸の痛みを感じたり、いじめっ子たちへの憤りを感じるのは、ワシだけではないはずである。

他にも、子供がイジメられている状況をなぜ親が気づかないのだろうと、思う方々も多いと察せられる。


 

■未熟な社会でイジメは起きるもの

もちろん、子供を日々観察したり話しをしたりしながら、子供が学校でどういう状況かということを推測することは親の義務であるとワシも思う。

ただ、ワシはこうも思っている……まだ社会的に未熟な子供社会では「イジメ」は発生して当たり前であると。

少なくとも楽観視はしないほうがいい。そう思っておくと、親としても自分の子供が「イジメ」ない、そして「イジメ」られないためにはどうすればいいかを考えることになる。つまり「イジメに対しての覚悟」ができる。

なので、ワシは就学前に親として前もって考えるべきことが二つあると思っている。それは……

①子供に「もしイジメられた場合、初っぱなに抵抗する」ということをシミュレーションさせること。


②もしも、子供がすでにイジメられていることを知った場合のことを考え、思いっきり「戦う」か「逃げる」かの覚悟をしておくこと。


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■「抵抗をシミュレーションする」とは

イジメる子供から見て、「こいつはイジメても抵抗しないし、先生や大人にチクらない」と思われる子供がイジメられやすいことは明らかである。

ならば、自分の子供には、初めて「嫌がらせ」や「イジメ」をされたときに、イジメてきた子供に対して、最初から「思いっきり抵抗する」または「近くの大人に大声で訴える」ことをシミュレーションさせておけばいいとワシは思っている。

ワシの場合は、息子が小学校に上がる前から……

電車の中で「イジメ」を目撃したらその場で、「イジメること」も「イジメられること」も「友達がイジメられるのを見て見ぬ振りをすること」もやってはイケナイということだと教えた……(このコラムの第7回参照)。

そして、自分と友達の身を守るためには時には喧嘩することさえも認めた……(このコラムの第8910回参照)。

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これらをやってきたことで、ワシの息子は、今のところ、「イジメることもイジメられる」こともなく、「自分の言いたいことはしっかり言う」ことができているようだ。

この夏休み、アメリカでサマーキャンプに行って来たのだが……日本人がほとんどいないUCLAの寮生活で、トルコ、台湾、ロシアなどからの学生たちと楽しく過ごせたらしい。

ただ、最初のルームメイトのウクライナ人の学生とは、喧嘩をしたので部屋を変えてもらったらしいが(笑)


もちろん、学校の先生の方々には、イジメのない状況をつくるように努力していただきたいのは当然だ。

ただ、親は子供を観察して上げるだけでなく、子供にもイジメにあった場合のことを想定させて考えさせるというのは大切なことだとワシは思っている。

ということで、今回は以上。

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(文/溜池ゴロー


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